こんにちは!現役プログラマーの筆者です。
未経験からプログラマー・エンジニアへの転職を成功させたいと考えた場合、多くの方がプログラミングスクールの利用を検討するかと思います。
ですが、プログラミングスクールについて調べていくと、
- 「プログラミングスクールは無駄」
- 「プログラミングスクールは詐欺」
- 「プログラミングスクールは意味ない」
- 「プログラミングスクールに通うのはやめとけ」
- 「プログラミングスクールを卒業しても使えない」「実力不足」
などなどネガティブな意見が出てきます。
果たしてその意見が本当なのか、現役プログラマーである私が徹底解説します!
プログラミングスクールが無駄と言われる理由
そもそもどうしてプログラミングスクールが無駄と言われるのでしょうか?理由を7つ考えてみました。
- プログラミングスクールの費用が高額
- プログラミングスクールに通っても転職できない
- 数ヶ月かけてスクールで学んでも実務経験は積めないから
- プログラミングスクールに通っても稼げない
- オンラインサービスを利用すれば独学でも学べるから
- カリキュラムを履修してもエンジニアになれるとは限らないから
- ノーコード/ローコード時代が到来するとも言われているから
一つずつ解説していきます。
無駄な理由1:プログラミングスクールの費用が高額
自分で書籍を購入する、Udemyやプロゲートで安く学ぶといった独学に比べてどうしてもコストが高くなります。
基本的にプログラミングスクールは30万円から70万円ほど。
プログラミングをちょっと習ってみたいという人には、あまり向かないかもしれません。
ただ、無料で通えるプログラミングスクールや、給付金を使って学べるスクールもあるので、参考にしてみてください。
無駄な理由2:プログラミングスクールに通っても転職ができない
専門学校であれば就職や転職も手厚いサポートがあるイメージですが、プログラミングスクールを受講しただけでは転職に結びつくことはなかなかありません。
理由は以下の3つ。
- 本気でエンジニアになりたい思っている人が少ないから
- コンピュータサイエンスの知識が必要になる場合があるから
- 就職支援が不十分なスクールを選んだから
プログラマーというのは、就職してからも学び続ける必要があります。そのため、本気でエンジニアになりたい人や、趣味がプログラミングという領域までいかないと、なかなか仕事にするのは難しいです。
また、コンピュータサイエンスの知識も必要になります。これは、IPAの試験である「基本情報技術者試験」「応用情報技術者試験」などを受験して知識を得ましょう。
無駄な理由3:プログラミングスクールに通っても稼げない
プログラミングスクールに通ったことが実績にならないので、クラウドソーシングなどで仕事を請けることも難しいです。そのため結果的に「高い受講料を払ったのに、仕事で回収もできず損をした」と感じる方も多くいます。
1:スキル取得に時間とお金がかかる
2:中途半端にプログラミングをやっている
3:今の仕事を活かせていない
4:営業スキルがない
5:クラウドソーシングで稼ごうとしている
6:プログラミング言語のトレンドが追えていない
7:スキルアップをしようとしていない
8:1人で仕事をしようとしている
このような理由から、プログラミングスクールは稼げないと考える人が多いです。
プログラミング言語の検索数を集計した「TIOBE Index」の2021年では、1年の間にJava言語とC言語の順位が入れ替わっていますし、Swiftは10位から15位と大きくランクダウンしました。
最近人気のPythonがJavaを追い越す可能性も予想されているため、移り変わりの早い言語トレンドを追う姿勢がないと需要のないプログラマーになってしまうでしょう。
ちなみに、今はやりのPythonのロードマップを載せておきますので、今この記事を読んでいて、Pythonを学ばなきゃと思った人はブックマークして、実践してくださいね。
無駄な理由4:オンラインサービスを使えば、独学でも学べるから
独学の場合、昔は書籍で勉強する方法しかなかったプログラミングも、今やパソコンひとつで学べるようになりました。
そのため、高額なプログラミングスクールに通わなくてもある程度の知識をYoutubeやUdemyなどで学ぶことができるので、プログラミングスクールは無駄だと考える人がいるようです。
ただ、エンジニアになるにはポートフォリオの作成や、ES作成などやることがたくさんあります。プログラミングスクールだと、そのようなエンジニアになるために必要なこともサポートしてくれることが多いので、プログラミングスクールに通うのは無駄ではないでしょう。
無駄な理由5:カリキュラムを履修してもエンジニアになれるとは限らないから
プログラミングスクールに通ったからといって、エンジニア転職の成功が確約されるわけではありませんし、エンジニアの花形と言えるWeb系エンジニアになれるわけでもありません。
以下の記事で「Web系エンジニアになるロードマップ」を8STEPで公開しています。
プログラミングスクールで学べるのは、おそらくSTEP4のオリジナルサイトを作成するというところまでです。
残りの4STEPは自力で勉強する必要があるでしょう。
無駄な理由6:ノーコード・ローコードの時代が来ると言われているから
近年、世界ではノーコードやローコードなどの「RAD」と呼ばれる高速開発の市場が拡大し、プログラミング不要で「誰でも開発者」になれる時代がすぐそこまで来ているとも言われ始めています。
ノーコードとは、ソースコードをいっさい書かなくてもシステムを開発できるツールのことで、ローコードは、最小限のコードを記述するだけで、システムを開発できるツールのことを指します。
そのため、「プログラマーは不要になる」という噂が流れたり、「スクールは無駄」と考えたりする人も増えているようです。
そうは言っても、まだまだプログラミングを用いてコーディングする必要がある場面は多いです。ノーコードやローコードで実装できてしまう簡単なコーディングしかできない中途半端なエンジニアは仕事が減ってしまうかもしれませんが、技術力のあるエンジニアの仕事がなくなることはないでしょう。
プログラミングスクールを「意味のないもの」にしてしまう人の特徴
プログラミングスクールを意味のないもの・無駄だったことにしてしまう人の特徴です。
- ただプログラミングスクールのカリキュラムをこなすだけ
- 受講後にどんなプログラマーになりたいかイメージできていない
- プログラマーとしてどんな仕事ができるかを知らない
一つずつ解説していきます。
無駄にする人の特徴1:ただプログラミングスクールのカリキュラムをこなすだけ
プログラミングは技術はもちろんのこと、発想力が必要な仕事です。
自ら考えて何ができるか、どんなアプローチ方法があるかを常に考えて、問題解決をしていきます。ですので「いわれたカリキュラムだけをすればプログラマーになれる」といった人に向いていません。
無駄にする人の特徴2:受講後にどんなプログラマーになりたいかイメージできていない
プログラマーと一言でいっても仕事はサーバー構築からアプリ作成、ホームページ制作など様々です。
使うツールから言語まで大きく変わってくることが多く、ゴールを決めずにネームバリューなどで決めてしまうと、後になってから「やっぱり違うことがしたい」と思う可能性があります。
無駄にする人の特徴3:プログラマーとしてどんな仕事ができるかを知らない
高額な受講料を払って通ったのに、そこからどうやって仕事につなげていくかを計画していなければ学んだ意味がありません。
ただカリキュラムをやりきっただけで満足してしまうと、仕事に繋がらず稼げないまま習ったことも忘れてしまうでしょう。
プログラミングスクールでの学習を無駄にしないために
プログラミングスクールでの学習を無駄にしないために何ができるでしょうか?
無駄にしないためにできること1:積極的に自分で試す
カリキュラムで習ったことを設定を変えて自分でやってる癖をつけておきましょう。
試行錯誤を繰り返すことで復習にもなりますし、やっている間に新たに出てきた疑問点を自分で解決できると成果を実感できるため、楽しさにも繋がります。
無駄にしないためにできること2:プログラマーとしてどんな仕事があるのかリサーチしておく
自分がどんなプログラマーになりたいか知っておくことで、無駄なく学習をすることができます。
実際に使うことが分かっていると意欲も湧きますし、自分の技術にするためにプログラミングスクールの課題に積極的に取り組むことができます。
無駄にしないためにできること3:カリキュラム終了後にどうやって稼ぐか計画しておく
せっかく高いコストをかけて学ぶのであれば、そのコストを回収するために稼ぐための計画も立てておきましょう。
未経験から就業できる企業を探しておくことやフリーランスとして仕事を請ける場を探しておくと、どういった技術があればどのくらい稼げるかを知ることができます。
おすすめのプログラミングスクール
ここからはおすすめのプログラミングスクールを解説していきます。
プログラミングスクール選びに失敗しないためにも、多くのプログラミングスクールの無料説明会に参加することをおすすめします。
DMM WebCamp
DMM WebCampでは短期集中でプログラマーに転職したい人向けの「DMM WEBCAMP COMMIT」や今の技術からステップアップした人向けの「DMM WEBCAMP PRO」、まずは技術を学んでみたい人を対象とした「DMM WEBCAMP 学習コース(旧:SKILLS)」の3つのコースを設けています。転職サポートを行なっているコースもあり、自宅学習と通学して教室で集中して学べる環境どちらも使えます。
RUNTEQ
完全自宅学習型のプログラミングスクールで、技術と一緒に問題解決能力を高めることができるカリキュラムが魅力的です。
卒業後は即戦力として働けるレベルを目指しています。
就職サポートもあり、コースは基礎から全てを学べる「Webマスターコース」、一般レベルからRubyを使えるようになる「Railsマスターコース」、実践的カリキュラムでレベルアップを目指す「Railsエンジニアコース」の3つがあります。
侍エンジニア塾
一般的な教材や課題に取り組むカリキュラムではなく、自分で作りたいオリジナルサービスを作り上げることを目標に自分だけのオリジナルカリキュラムで学べます。
目指すサービスに合わせて必要な知識を習得できるため、それだけ習熟度も高く、モチベーションアップになります。個人のレベルと目標に合わせて「デビューコース」「エキスパートコース」「AIコース」「転職コース」の4つのコースがあります。
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プログラミングスクールは無駄なのか?
プログラミングスクールをうまく活用するのも、無駄にしてしまうのもあなた次第です。
モチベーション高く、エンジニアになるために頑張ってくださいね。
お得に無駄なくプログラミングを学びたいなら以下の記事もおすすめです。
プログラミング学習で失敗したくない人は転職支援が豊富なスクールをチェックしましょう。
プログラミングスクールが意味ないと考えているあなたなら、「やめとけ」と言われる理由をチェックしておくといいかもしれません。