「C++ってどういうプログラミング言語なの?」
「C++で出来ることが知りたい!」
この記事では、C++の概要や出来ること、将来性や年収について初心者向けに丁寧に解説します。
これからプログラミングを学ぼうと考えている方やプログラミングに興味がある方は、ぜひ最後まで読んでくださいね!
C++とは?
C++とはC言語にオブジェクト指向の要素を加え、C言語を拡張させたプログラミング言語です。
ハードを制御することを目的に開発され、C++は近年需要が拡大しているスマホアプリやゲーム、ロボット技術の開発など、幅広い分野で活用されています。
派生が多くあるC++の中でも、スマホアプリやゲームの開発に向いている「Borland C++」とWindowsの環境に対応している「Visual C++」が有名です。
独学でもC++を学ぶことはできる?
C++は、オブジェクト指向をはじめ言語仕様が複雑かつ覚えることも多いため、独学でC++は決して簡単とは言えません。しかし、すでにC言語やオブジェクト指向型のプログラミング言語を習得している方にとっては、C++を習得するのはそれほど難しく感じないでしょう。
また、Progateなどのプログラミング言語用の学習プラットフォームにて、あまり取り扱いがありません。学習環境においても他の言語と比較し学習ハードルが高いと言えるでしょう。それでもC++を習得したい方向けに、おすすめのUdemy講座を紹介します。参考記事からご確認くださいね!
C++の需要と将来性
C++の需要と将来性は今後どうなるのでしょうか。結論から申し上げますと、「C++の需要はやや高く、将来性も期待できる」と言えます。これから具体例を踏まえながら丁寧に解説していきます。
C++の需要
汎用性が高いプログラミング言語であるC++は、現状市場価値も高く、C++の需要は今後も期待できそうです。理由として、C言語との互換性があり、PC用のアプリや家庭用のゲームソフト、家電など今後も安定した業界での需要があるからです。
しかしながら、習得難易度の高さから、C++エンジニアの求人数は比較的少ない傾向があるため、WebシステムやWebアプリの開発を希望している方は別の言語の方がよいこともあります。
C++の将来性
C++はWeb開発からスマホアプリやIoTの開発など、非常に汎用性が高い言語です。特に、C++はC言語と互換性があるため、C言語を扱う組み込み系のシステム開発やサーバーシステム開発において需要があり、そのような業界での将来性は高いです。
しかし、汎用性が高い一方で、習得難易度が高く将来性が心配されている事実もあります。現在では、習得が簡単でわかりやすいRubyやPythonなどのプログラミング言語が増えており、C++を勉強しようという若い世代のエンジニアが減ってくることが懸念されています。
ですが、C++は30年以上の歴史を持ち使われ続けてきた実績があるため、C++は当分将来性に期待ができると言えるでしょう。
C++でできること
C++でできることについて解説します。
- 組み込み制御
- IoTシステム開発
- 業務システム開発
- ロボット開発
それでは一つずつ見ていきましょう!
出来ること①:組み込み制御
C++では、組み込みシステムの開発を行うことができます。そもそも組み込みシステムとは、ハードウェアに組み込まれているソフトウェアのことを指します。
例えば、家庭内でよく使われるもののうち、電子レンジや炊飯器などの家電製品から、ゲーム機器や携帯電話まで我々の生活に欠かせないものばかりです。C++は、このようなハードウェアの制御を行う組み込みシステムの開発に用いられる代表的なプログラミング言語です。
出来ること②:IoTシステム開発
C++ではIoTシステムの開発も可能です。今までインターネットにつながっていなかったモノをつなぐことをIoTと言い、植物やモノにセンサーを付けコントロールやモニタリングを行うことができます。
例えば、「Alexa」や「Googleアシスタント」などのスマートスピーカーによる音声操作はIoTの活用例の一つです。また、ロボット掃除機「ルンバ」や遠隔操作可能な照明「スマートLEDシーリングライト」など、さまざまなIoT家電が開発されています。
このような技術の開発にもC++は活用されており、特に温度調整装置のような複雑な処理を行うセンサーに活用されています。
出来ること③:業務システム開発
C++は、大規模業務システムや公共機関のシステムなどでよく使われています。実際、C++は金融システムから官公庁のシステムを扱う中小企業から大企業に至るまで幅広く活用されています。
C++はプログラムの実行速度が他のプログラミング言語と比較して早く、オブジェクト指向型でOSの制御が可能なため、あらゆる場面で応用できるということが採用されいる理由といえます。
出来ること④:ロボット開発
C++はロボット開発でも活躍するプログラミング言語です。例えば、精密な動作が必要とされる産業用ロボットや全自動お掃除ロボットなどの電化製品の電子機器制御に使用さ入れています。
また、最先端技術であるAIやディープラーニング等の場においても、複雑な動きを制御するためにC++の技術が使われています。このように、ロボットだけでなくさまざまな機械の制御技術にも活用されているため、機械工学系のエンジニアを目指す方であればC++は習得すべきプログラミング言語だと言えます。
C++エンジニアの年収と案件の単価
C++の平均年収が726万円、C++の最高年収が1,800万円、C++の最低年収が240万円です(フリーランススタート調べ/2021年6月時点)。エンジニアの平均年収は400万円後半〜500万円前半なので、平均と比較し年収が高いことがわかります。
また、C++の平均月額単価が60.5万円、C++の中央値月額単価が60万円、C++の最高月額単価が150万円、C++の最低月額単価が20万円となっています。実際、大手クラウドソーシングサイトの「クラウドワークス」にて10万円〜30万円以上の高単価案件が日々募集されています。
C++のスキルを身につければ、安定した収入を得ることができるでしょう。
C++の基本知識まとめ
今回、C++に関して解説してきました。C++は大規模なシステム開発や最先端のロボット制御など幅広い用途で使用されている言語です。
そのため、将来性も高く、特に機械制御系のエンジニアを目指したい方にとっては身に着けて損のないプログラミング言語といえるでしょう。C++を勉強しようと考えている方は、ぜひUdemyの講座を参考にして今すぐにでも始めてくださいね。
ITスキルを身に着けてスキルアップを目指しましょう!