プログラマーについて調べようと思って、プログラマーと入力すると「プログラマー やめとけ」と検索上位履歴に出てきて驚いた方も多いのではないでしょうか。
この記事では、プログラマーは本当にやめておいた方がよい職業なのか、その理由について徹底的に解説します!
また、現役エンジニアの視点でプログラマーのやりがいや魅力、未経験から成功する秘訣についても解説しています。
プログラマーに関する噂の真相を知りたい方はぜひ最後まで読んでくださいね!
プログラマーとは?
まずプログラマーについて理解を深めましょう。
以下の2点についてここでは解説しています。
- プログラマーの種類
- プログラマーの年収
それでは早速見ていきましょう!
プログラマーの種類
プログラマーさまざまな種類があります。
以下の表に代表的なプログラマーについてまとめました。
Webプログラマー | ショッピングサイトやWebアプリ、Webサイトなどのプログラミングを行います。フロントエンド・バックエンド・フルスタックとWebプログラマーには主に3つの種類があります。 |
ゲームプログラマー | 家庭用ゲーム機用のコンシューマーゲームやスマホ用のゲームアプリ、pcオンラインゲーム、VRゲームなど企業によってはさまざまなゲーム開発に携わることができます。キャラクターの動きや場面転換、効果音などを具体的にプログラミングしていきますz |
アプリケーションプログラマー | アプリケーションプログラマーは、主にパソコンやスマートフォンで使用するアプリケーションのプログラミングを行います。プログラミング言語としてはJavaやPython、PHPを使うことが多いです。 |
プログラマーの年収
プログラマーの年収は「求人ボックス」によると平均438万円、対してシステムエンジニア(SE)の平均年収は513万円となっています。
また、フリーランスのプログラマーの平均年収は、およそ600万円程度となっています。
会社員のプログラマーと比較した場合、フリーランスの年収の方が高い傾向にあることがわかります。
プログラマーはエンジニア職の中でも年収が低い傾向にあります。
プログラマーはやめとけといわれる理由
本題のプログラマーは「やめとけ」と言われる理由について解説します。
- プログラミングが難しい
- ブラック企業が多い
- 納期に追われるなどのストレスが多い
それでは一つずつ確認していきましょう!
理由①:プログラミングが難しい
最近ではYoutubeやTwitterなどで「誰でも簡単に!」「未経験からでも3ヶ月で稼げるようになる!」などとプログラミング学習に対してハードルの低さを強調する文言を目にする機会が多くなりました。
プログラミングと相性のいい人は短期間で習得することが可能ですが、未経験者の挫折率は90%を超えていることもあり、未経験者の多くが途中で断念しているという事実があります。プログラミング言語を習得するのにも、200~250時間かかるものもあり、時間がかかります。
プログラミングは未経験者の想像以上にエラーや覚えることが多く、勉強が得意な人でも難しいと感じるので、「プログラマーはやめておけ」と言われる理由の一つとなっています。
理由②:ブラック企業が多い
そもそもIT業界全体とし残業が多く、36協定の時間外労働規定「月45時間・年間360時間」を超えて働いているプログラマーも少なくありません。
さらに、対外的に残業時間を減らす「みなし残業」を適用している企業も多く、残業が多いわりに給与が上がらないという問題もあります。
また、ブラック企業の特徴として、プログラマーの正社員の平均月給が20万円後半であるにも関わらず「2、3年目で月給30万以上」「裁量労働制」などが挙げられます。
このようなブラック企業の例に当てはまるIT企業が多数あるため、「プログラマーやめとけ」と言われています。
理由③:納期に追われるなどのストレスが多い
プログラマーが所属する受託開発やSES企業はクライアントワークが基本となります。
そのため、納期に関する縛りが強い傾向にあります。
特に各工程の締め切り直前や製品のリリース直前は、終電間際で帰宅することや長時間残業、休日出勤と拘束されることが多いです。
このように、プログラマーは納期に追われるなどのストレスが多くやめておけと言われる原因となっています。
プログラマーの魅力・やりがいとは
プログラマーに対してマイナスな印象がある方もいいと思いますが、現役エンジニアだからこそ分かるプログラマーのやりがいや魅力について解説します。
- 文理年齢関係なく活躍できる
- 仕事に困らない
- フリーランスとして活躍できる道もある
それでは上記の理由について早速見ていきましょう!
魅力①:文理年齢関係なく活躍できる
プログラマーは実力主義の世界です。
そのため、文系や理系年齢国籍に関係なく、プログラミングスキルやコミュニケーション能力に長けている人が活躍できます。
実際、文系出身の方でもSEやプログラマーとして活躍されている方がたくさんいらっしゃいます。
プログラマーは、経歴やバックグラウンドに関係なく仕事ができる魅力的な職業と言えますね!
魅力②:仕事に困らない
近年ではIoTやDX推進の影響で、プログラマーの需要が増えています。
そのため、プログラマーは今後仕事に困ることはないと言えます。
ただし、最近はAI技術を筆頭に簡単なプログラミングの自動生成技術が進んでいます。
仕事をもらい続けるためには、仕事がたくさんあるからといって慢心せず、常に新しい技術を学び続けるようにしましょう!2021年後半から2022年にかけては、Pythonを中心としたAI技術と、ノーコード・ローコードが流行ると考えられます。
魅力③:フリーランスとして活躍できる道もある
プログラマーはパソコン1つで働くことができるため、場所や時間に縛られない仕事が可能です。
そのため、在宅ワークやフリーランスとして活躍している方もたくさんいらっしゃいます。
例えば、こちらの方は年収1,000万円を超えるプログラマーの方です。
また、こちらの方は未経験&文系出身でフリーランスのプログラマーに転向後SIer時代の3倍の収入を得ています。
プログラマーは、企業で働いたスキルを使って自分の好きな仕事をできるようになるメリットがあります。
プログラマーに向いている人の8つの特徴
プログラマーに向いている人の特徴についてまとめました。
- 集中力、忍耐力があり地道な作業が好き
- 効率重視で最善の方法を考えるのが好き
- 柔軟性がありマルチタスクが得意な人
- トレンドや新しい技術への好奇心が強い
- IT技術が好きである
- コミュニケーション能力が高い
- トライアンドエラーを繰り返せる
- 健康管理や体力に自信がある
それでは一つずつ確認していきましょう!
特徴①:集中力、忍耐力があり地道な作業が好き
プログラマーは集中力や忍耐力がないと続けることが難しいです。
理由は、一日中プログラミングをしなければいけないことが多いからです。
また、プログラマーの仕事の8割は地道なエラー処理との戦いだと言われています。
このように同じような作業や嫌な作業に対して長時間取り組むことができる集中力と忍耐力がないと厳しいでしょう。
特徴②:効率重視で最善の方法を考えるのが好き
プログラマーの作業は、いかに効率の良いプログラミングコードを書けるかということが非常に大切です。
また、いかにタスクを減らすかという効率化も大事になってきます。
ショートカットキーや自作コードのパッケージ化などで作業効率をあげることも考える必要があります。
このように、効率重視で最善の方法を考えるのが好きな人はプログラマーに向いていると言えます。
特徴③:柔軟性がありマルチタスクが得意な人
急に仕様が変更され別の仕事が追加で振ってくることもしばしば。
そのため、プログラマーは急な予定変更やマルチタスクにも柔軟に対応していく必要があります。
シングルタスクよりもマルチタスクの方が得意という方は、プログラマーに向いていると言えるでしょう。
特徴④:トレンドや新しい技術への好奇心が強い
IT業界は技術トレンドの移り変わりが激しい分野です。
そのため、つい1ヶ月前の技術が既に使われていないことも多々あります。
もともとトレンドや新しい技術への好奇心が強い人であれば、プログラミングの最新技術の動向を追うことも楽しむことができるでしょう。
特徴⑤:IT技術が好きである
IT技術が好きであればプログラマーは向いていると言えます。
プログラマーはIT技術やIT機器を使って仕事をします。
そもそもIT技術が好きでなければ仕事を続けるのが嫌になるでしょう。
特徴⑥:コミュニケーション能力が高い
プログラマーはプログラミングスキルだけでなく、コミュニケーション能力も必要です。
なぜならば、プログラマーはチーム開発の中で自分が担当したコードの箇所を説明したりクライアントから要望を聞き出す機会があるからです。
コミュニケーション能力が高い人はプログラマーに向いていると言えます!
特徴⑦:トライアンドエラーを繰り返せる
プログラミングはトライアンドエラーの繰り返しです。
また、プログラマーの仕事であるシステム開発や導入作業、トラブル対応においてもトライアンドエラーがつきものです。
そのため、エラーにもめげずに取り組める人はプログラマーに向いていると言えます。
特徴⑧:健康管理や体力に自信がある
プログラマーは健康の自己管理が必須です。
なぜならば、残業が多く寝不足が続くような悪環境の中でも仕事をやり遂げなければならないからです。
また、一日中ほぼ座りっぱなしなので体力もそれなりに必要な職業と言えます。
そのため、健康管理や体力に自信がある人はプログラマーに向いています。
以上のプログラマーに向いている8つの特徴は参考記事でも詳しく解説しています。
気になる方は確認してみてくださいね!
プログラマーに向かない人の特徴
どの職種にも向き不向きがあるように、プログラマーに向かない人もいます。
プログラマーに向いていない人の特徴は以下の通りです。
- 人付き合いが苦手な人
- デジタルに抵抗がある人
- 論理的思考が苦手な人
あくまでも個人的な意見ですが、プログラマーを検討している方は参考にしてくださいね!
特徴①:人付き合いが苦手な人
プログラマーはパソコンとだけ向き合っていればいいと、勘違いされている方も多いのではないでしょうか。
大規模な開発になると複数人とチームを組み、一つのコードを作成します。
チーム開発では、コミュニケーション能力などの対人スキルが必要になってきます。
そのため、人付き合いが苦手な人はプログラマーに向いていません。
特徴②:デジタルに抵抗がある人
デジタルに抵抗がある人というのは、パソコンで自動化した方が楽なことでも紙ベースでする傾向があります。
プログラマーはむしろ、紙で処理していたことをデジタル化しなければなりません。
そのため、デジタルに抵抗感がある人はプログラマーに向いていないと言えます。
特徴③:論理的思考が苦手な人
論理的思考能力(ロジカルシンキング)ができると、効率的にタスクを処理することが可能です。
また、プログラミングにも機械に正確な指令を与えるという意味で論理的思考が必要です。
例えば、電卓をプログラミングで作成する場合にも、以下のような細かい指示が必要です。
- 押されたボタンの数字を表示
- 指定された演算に基づき計算
- =で結果を表示
論理的思考能力があれば、プログラマーとして活躍することができるでしょう。
未経験からプログラマーとして成功するために
プログラマーとしてプログラミング未経験から成功するにはどうすればよいのでしょうか。
現役エンジニアの私が、最低限これだけはしてほしい!と思うことについて解説します。
- 転職サポートが手厚いスクールに通う
- IT・Web業界に強い転職エージェントを使う
それでは一つずつ確認していきましょう!
成功へのコツ①:転職サポートが手厚いスクールに通う
プログラミング未経験からエンジニアへ転職しようと思うと、かなりの労力が必要です。
そのため、転職したい人は転職斡旋があるスクールや面接対策や履歴書添削サービスのあるスクールへ通うと確実に転職することができます。
転職に有利なスクールについて知りたい方は、参考記事をご確認くださいね!
転職サポートが充実しているスクール①:テックアカデミー
Tech Academy(テックアカデミー)の特徴は、通過率10%の選考に合格した現役エンジニアの講師によるマンツーマン授業を受けることができることです。
また、コースも他プログラミングスクールを圧倒する豊富なラインナップがあります。
20代30代の未経験者向けに、転職できなければ受講料金全額保証制度やキャリアアドバイザーによる履歴書添削・面接対策・企業紹介などの転職サポートが充実しています。
転職サポートが充実しているスクール②:テックキャンプ
テックキャンプは、通学とオンラインから学習スタイルを選べるスクール(現在は新型コロナウイルス対策の関係でオンラインのみ)です。
テックアカデミーのエンジニア転職保証コースでは、エンジニア転職に特化した専属のキャリアアドバイザーによるキャリアパスの作り方・履歴書の作成方法・契約企業の求人紹介などの転職支援サポートを受けることができます。
転職サポートが充実しているスクール③:DMM WEBCAMP COMMIT
DMM WEBCAMP COMMITには「短期集中コース」と「専門技術コース」の2種類のコースがあります。
短期集中コースは、最短3ヶ月で未経験からITエンジニアとして転職できるサービスを提供しています。
また、転職できなければ受講料金全額返金保証があり、転職保証サービスにも力を入れています。
ただし、転職保証は30歳未満の方が対象となっています。
成功へのコツ③:IT・Web業界に強い転職エージェントを使う
未経験からプログラマーとして転職したい場合は、IT・Web業界に強い転職エージェントを積極的に活用しましょう。
転職エージェントでは、実績が少ない未経験からでも転職できる企業を紹介してもらえるメリットがあります。
以下にてオススメの転職エージェントを紹介します!
オススメの転職エージェント①:IT転職ナビ
「IT転職ナビ」ではIT業界の転職エージェントとして10年以上の実績があり、未経験からのエンジニア転職に特化したサービスを提供しています。
また、キャリア相談や面接対策、履歴書添削などの転職サービスも充実しています。
「IT転職ナビ」では未経験からでも効率的にプログラマーになることができます。
オススメの転職エージェント②:dodaエンジニア IT
「dodaエンジニア IT」では、優秀企業やトップヘッドハンターから直接スカウトをもらえるメリットがあります。
また、日本最大の紹介エージェントを誇り、ベンチャーやスタートアップ企業から大手企業までさまざまな案件を取り扱っています。
オススメの転職エージェント③:WANTEDLY(ウォンテッドリー)
「Wantedly」では、企業側がプロフィールやスキルや経歴を直接検索した上で、会いたい候補者へ直接メッセージを送信する仕組みになっています。
企業側から選んでもらえるので、探す手間がなく効率よく転職活動をすることができます。
まとめ:プログラマーは魅力的な部分も多い!
今回、「プログラマーはやめておけ」と言われている理由について解説してきました。
また、プログラマーに向いている人や向いていない人の特徴についてもお分かりいただけたかと思います。
未経験からプログラマーを目指そうと思っている方は、今回紹介した内容を参考にしてみてくださいね!
未経験からエンジニアを志望するときに参考にしたい例文もチェックしておきましょう!