2021年後半から2022年のプログラミング言語の需要動向予想!【ノーコード・ローコードとAIが流行る】

どうせプログラミングを学習するなら、需要の高いプログラミング言語を学びたいですよね。

本記事では、2021年後半から2022年のプログラミング言語の需要動向をまとめました。2021年のトレンド記事はたくさん読んだけど、2021年後半はどうなの?と思っている人におすすめです。

それではいきましょう!

目次

日本のDX優遇税制によるソフトウェア案件の増加

日本では、令和4年度末を期限としてDX優遇税制があり、DXの需要が増えています。

そして、コロナワクチンの摂取率も高まったことが影響して、景気がよくなることが想定されます。景気が良くなることで、IT業界の案件も増加し、新しい技術を使用して何かを開発する企業が増える想定です。

ちなみに、企業がICT対応する補助金があるので、そのような案件も増加すると考えられます。

Webアプリのスクラッチ開発はサーバレスをインフラとしたものが主流に?

JAMStack構成 + サーバレスでビジネスロジック実現に資源集中

すでに採用している企業も多くいますが、サーバレスを利用したインフラが今後はもっと増える想定です。

フロントエンドは、JAMStack構成でするのが増えていますが、React + Next.js + Vercelでフロントを構築し、Firebase、Fauna、AppSyncでバックエンドのAPIを作るというようにサーバレスで環境を構築するのがより加速していくと考えられます。

AWSのEC2環境は作成するのもメンテナンスが必要で大変です。これからの時代、サーバーレスで環境を作成しないでアプリ作成のみに注力する流れになるでしょう。

実はサーバーレスにするのは、セキュリティ面でも有用です。

サーバレスAPIの普及とGraphQL

AppSyncやFaunaでGraphQLを使うようにサーバレス化してくるとバックエンドをゼロから作ることが減るので、データを柔軟にとれるGraphQLの採用が増えると考えられます。

Blitz.jsが採用するZero-APIが限定的に流行る可能性もある?

React、Next、Prismaをつかった、フロントとバックエンドどちらも兼ね備えたフルスタックフレームワークのBlitz.jsはZero-APIを一つの特徴にしており、これが流行るとGraphQLはTypescriptでの開発では使われないのかもしれないです。

しかし、これ自体はBlitz.jsのようなフルスタックフレームワークが流行るかどうかにかかっています。

GUI開発はやはりReactが強い

日本ではVueを使用したアプリケーションがたくさんありますが、世界の流行的にはReactの方が流行っています。npm trendsのダウンロード数を見ても一目瞭然です。

npm trendsの結果

Reactを使っている有名サービスはFacebookをはじめとして、Netflix、Dropboxを始め数え上げたらきりがないぐらいたくさんあります。

Reactも、Vueのどちらも、完成度が高いライブラリ、フレームワークです。

効率的に書きたいのであれば、Vueがおすすめです。Vueは、利用者が「ユーザー」であることが想定で作られているので、HTMLやCSSを中心に書ける点があります。Reactで記述するコード量の半分でコーディングできます。

もし、JavaScriptの力を最大限に発揮し、中長期的に開発者としてレベルアップをしたいと考えるのであれば、Reactを学びましょう。Reactは、「開発者」を想定として作られています。Java経験者には分かりやすく、モバイル開発やVR開発など、幅広く開発に関われます。

Reactのデプロイ先はVercelが人気?

ReactのデプロイはやはりVercelが手軽で、あわせて、Vercelが開発をしているNext.jsを使うのが多いでしょう。

「サーバレス」、ビジネスロジックに全集中

サーバレスを利用することで、インフラ構築・運用のコストを下げ、その分、ビジネスロジックを実現するアプリ開発に資源を集中し、より多くの機能をより早くリリースしていくことがこれから一般化すると考えられます。

アジャイル開発をする上でも、できるだけ小さくリリースできるサーバレス構成はマッチングしていると考えます。

スクラッチ開発はSaaSなどサービス開発での採用が主流に

現在、スクラッチ開発は特定の企業のシステム開発にも使われていますが、特定企業のシステム開発は、次章で取り上げるノーコード・ローコード開発が主流になると予想します。

そのため、スクラッチ開発はサービス自体を作成することに使用されることが一般化すると思います。その際は、昨今人気がある並列処理が得意なGo、Elixir、Scalaが採用されることが増えると想定されます。

フロントエンドは引き続きJavascript、特にTypescriptがメインで使われると思います。ランタイムについては、Denoが注目を浴びてますが、Node.jsのエコシステムが大きいのでまだまだDenoの採用は2021年にはそこまで普及しないと考えられます。

TypescriptとReactを活用するのが一番メインかなと思います。

サーバレスの台頭でRailsやLaravelなどフルスタックWebフレームワークの必要性が低下

RailsやLaravelのようなフルスタックなWebフレームワークは、JAMStack構成のため、Viewの処理など不要な部分も多く、JSONを返すAPI開発にのみ使われるようになってきています。

おそらく、Rails、Laravelでつくっていたようなものなら、ノーコード・ローコード開発をした方がメリットが高くなると予想します。

ノーコード・ローコード開発 (App Builderによる開発)の普及

米国を中心にサービス・ツールが群雄割拠

スクラッチ開発はサーバレスを利用したとしてやはりそれなりの学習コストと工数がかかります。最近は、Webの技術を利用したノーコード・ローコードのサービスやツールもでてきました。

有名なものであれば、Bubble、OutSystems、PowerAppsがあげられます。

 OutSystemsは米国のサイトをみると最低価格が数十万円するので大手企業向きですが、日本でも大手自動車メーカーが採用をしており、じわじわ普及しています。

Excelなどを絡めたものならMicrosoftのPowerAppsでスマホ、Webのアプリをつくるという方法もありますね。

現在、北米を中心にノーコード・ローコードのSaaSやツールが多くでています。これから主流になっていく予感がします。

ノーコード・ローコードに特化した案件も増加

海外ではノーコード・ローコードに絞った開発案件がありますし、日本でもOutsystemsの案件が徐々に増えています。

ノーコード・ローコード開発SaaSはリモート開発に適している

ノーコード・ローコード開発ツールの多くはSaaSのものが多く、この場合リモート開発も可能になります。スクラッチ開発の場合、環境構築などをする手間がありますが、ノーコード・ローコード開発SaaSの場合、その手間は有りません。

また、技術が属人化している部分も比較的少なく教育、仕様共有がしやすくこの点もリモート開発に向いています。大手企業の案件でもノーコード・ローコード開発SaaSを利用してリモート案件をしているところもあります。

早く形になり小さくリリースできるのでアジャイル開発向き 

ノーコード・ローコード開発は、すでに動作プラットフォームができており、小さい機能をリリースするというのがスタート地点からしやすくなっています。

アジャイル開発は、小さく工程を区切ってリリースしていくことが一般的ですが、ローコード・ノーコード技術はこれに適しています。

開発工数自体を下げるのもさることながら、アジャイル開発に適しており、プロジェクト進行の上でもとても最適な手法であると思います。

技術が属人化しにくく、教育コストが低い→人材採用の間口が広がる

ノーコード・ローコード開発は作り方が汎用化している部分が多く、スクラッチ開発のような属人化した部分が少なくなります。

開発効率を上げて費用抑制、納期短縮、機能多産

ノーコード・ローコード開発は開発過程を効率化することができます。

ノーコード・ローコード開発技術を支えるWeb開発技術

ノーコード・ローコード開発は、近年始まったものではなく昔から存在していましたが、実際使い勝手がよくなく採用されることはすくなかったように思います。

それを変えてきたのが、JavascriptをベースにしたWeb開発技術の進展であると思います。なかでも、npmのパッケージエコシステムによりフルスクラッチすることがなくなり生産効率が上がっています。

ノーコード・ローコード開発ビジネスの増加

冒頭に話した通り、ノーコード・ローコード開発のSaaSは多くなっており、資金調達の情報もあり、今後ますます活気づいていくことが予想されます。

それによって開発のスタイルもスクラッチ開発だけでなく、ノーコード・ローコード開発が多くなるように思います。

政府系の短納期対応でノーコード・ローコード採用が増えるかも?

政府系の補助金申請やワクチン接種に関するWebサイトのトラブルがニュースになることがあります。
問題の一因には短納期で設計、テスト、製造がままならないというのがあると思います。

これへの対応策として、ノーコード・ローコード開発があると思います。

こうしたノーコード・ローコード開発は自治体系のシステム開発にもこれから多く導入されると思います。フルスクラッチ開発では土台、短納期で炎上は必至です。もちろん、ノーコード・ローコードでも短すぎれば同様に炎上しますが、スクラッチ開発よりは短くなると思います。

JSやCSSでカスタマイズしやすいSaaSでシステム構築

ノーコード・ローコードよりさらに工数を下げて開発できるのがSaaSのカスタマイズです。

ECサイトではShopifyやBaseなどがカスタマイズしやすく、こうしたカスタマイズしやすいSaaSがプラットフォームとして使われることも増えると思います。

5.サーバレス、ノーコード・ローコード開発で気をつけること

スクラッチ開発ではサーバレスがより広まると思います。また、スクラッチ開発は、特定の企業のシステムをつくるよりは、SaaS自体の開発に採用されるのが主流になると思います。

一方で、特定企業のシステム開発ではノーコード、ローコード開発の採用が増えていくと思います。

サーバレス、ノーコード・ローコード開発は一見、良い点ばかりにも見えますが、落とし穴もありそうなので、その点は留意が必要かと思います。

ネットワークトラフィックの増大とシステム巨大化によるサービスの障害発生

近年、動画サービスやリモートワークの普及によりネットワークのトラフィックは増えていっています。

当然、ネットワークが不安定化してトラブルが発生することも予想されます。また、Googleなど大手サービスでの障害も増えており、システムが巨大巨大化すればそれだけ障害のリスクも増えます。

AI需要の増加、AIとノーコード・ローコードの不可分の関係

AIの投資はここ近年かなり増加してきています。米国の調査では、2019年に約4兆円であった投資額が、2023年には倍近い10兆円になると予想されています。

海外のAI関連エンジニアの年収は1,000万円ぐらいあります。

最近、日本でも行政や大企業をはじめデータ分析を用いて政策決定、マーケティングなどを行うところがあり、それに関する人材募集も増えています。

AIやビッグデータ解析は特定の分野に限らず、今後、様々な分野で利用されていくと思います。そうしたとき、スクラッチ開発をしていたのでは到底工数が足りません。

Webやデスクトップアプリの開発は、DBや通知を操作するUIをつくているに過ぎませんが、それすら工数がかかりすぎています。AI、ロボット、IoTとの連携などがこれからもっと求められます。
 
そうしたときどうしても、工数削減は必要になり、ノーコード・ローコードというのは使わざるを得なくなると思います。

AI、データ分析の分野でつかわれるプログラム言語といえば、Python、Rがよく使われますが、最近では並列化もしやすく、高速だといわれているJuliaが注目されており、今後、伸びていくと思われます。

まとめ:ノーコード・ローコードが流行りそう!

アメリカの投資動向をみると今後の技術普及のあり方がだいたい予想できると思います

今後、効率的な技術を採用する企業が競争力を手に入れるとともに、できるだけ定時上がり、リモートワークができるホワイトな職場環境をつくりだせるように思います。

エンジニアを目指している人は、このような動向も考えながらどの言語を学ぶかを考えることをおすすめします。

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