リナックスアカデミーの料金はお手頃?他プログラミングスクールと比較してどうなの?

プログラミングスクール
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多くのプログラミングスクールがある中で、大きな特徴を持ったプログラミングスクールがあります。それがリナックスアカデミーです。

リナックスアカデミーは対面形式で行っているプログラミングスクールです。このため、リナックスアカデミーに興味を持っている人の中には料金が気になる人もいるのではないでしょうか?

では実際のところ、リナックスアカデミーの料金はお手頃なのでしょうか?他のプログラミングスクールと比べてどのように違うのでしょうか?

この記事では、リナックスアカデミーの料金体系や他のプログラミングスクールとの比較、そしてリナックスアカデミーの特徴について紹介します。

目次

リナックスアカデミーの料金体系

スクリーンショット

まずはリナックスアカデミーの料金体系について紹介します。リナックスアカデミーのコース及び料金は以下の通りです。

コース名受講形式期間受講料
Javaプログラマー
コース
少人数クラス対面形式約4ヶ月380,000円
Javaデータベースエンジニア
コース
少人数クラス対面形式約5ヶ月530,000円
Javaデータベースエンジニア
+オープンソースDBコース
少人数クラス対面形式約7ヶ月690,000円
Javaデータベースエンジニア
就転職総合コース
少人数クラス対面形式約10ヶ月890,000円

上記の通りリナックスアカデミーの受講費用は380,000円〜890,000円となっています。これは他のプログラミングスクールに比べて比較的高い受講料金です。

リナックスアカデミーの最大の特徴は「少人数クラスでの対面形式」の授業です。

オンライン学習の場合は自分で時間を見つけて画面に表示されるテキストを読みながら学習を進める形式のところが多く、どうしても自分の仕事やモチベーションに左右されやすい面があります。

また、オンライン学習ではチャットで質問を行うのが一般的です。しかし文字でのコミュニケーションでは質問や回答の意図が伝わりにくいことも多々あり、何度かやり取りをしなければ疑問点の解消につながらないことがあります。また、講師からの回答がなかなか返ってこないこともあります。

しかし、少人数クラスの対面授業の場合は分からないことがあればその場で質問すればすぐに回答を得ることができます。また、講師と直接やり取りをしながら理解を深めることも少人数クラスの対面授業ならではのメリットです。

少人数クラスでの対面授業で学ぶことで、クラスメートと切削琢磨しながらプログラミングスキルを身につけることができます。また、クラスメートとの仲間意識が芽生えるため、お互いに助け合いながら学習を進めることもメリットの1つです。このため、オンライン学習で独りで学習を進めるよりもモチベーションが維持しやすいと考えられます。

また、学習期間も4ヶ月〜10ヶ月と長期間となっており、じっくりと学ぶことができます。このため、ITエンジニアに必要なプログラミングやデータベース技術をしっかりと身につけられます。

これらのメリットを考えると、リナックスアカデミーを受講料金の高い安いで評価するのではなく、少人数クラスでの対面授業メリット、そして学習期間を考慮した上で評価するのがよいでしょう。

リナックスアカデミーの料金体系は他社と比較してお手頃?

AとB

では、リナックスアカデミーの料金体系は他のスクールと比べてお手頃なのでしょうか?まずは以下にコース一覧と他のスクールとの比較図を掲載します。

スクール名コース名形式受講期間受講費用
リナックスアカデミーJavaプログラマー
コース
少人数クラス
対面形式
約4ヶ月380,000円
TECH ACADEMYJavaコースオンライン形式8週間
12週間
16週間
209,000円
259,000円
309,000円
侍エンジニア塾エキスパート
コース
オンライン形式12週間
24週間
48週間
400,000円
700,000円
1,000,000円
CodeCampJavaマスター
コース
オンライン形式2ヶ月
4ヶ月
6ヶ月
148,000円
248,000円
298,000円

上記ではJavaプログラミングを学ぶことができるコースとしてリナックスアカデミーのJavaプログラマーコースと他のアカデミーのJavaプログラミングコースを比較しました。

リナックスアカデミーが約4ヶ月間の受講期間に対して受講費用が380,000円となっています。それに対してTECHACADEMYのJavaコースは16週間で309,000円、侍エンジニア塾のエキスパートコースは12週間で400,000円、CodeCampは4ヶ月で248,000円となっています。

単純に期間と受講料金を比較すると、リナックスアカデミーの受講料金は他のプログラミングスクールに比べると高いといえます。

しかし、他のプログラミングスクールはオンライン形式の受講スタイルに対して、リナックスアカデミーは少人数クラスの対面方式による受講形式です。

先にも述べたように、対面による受講形式は不明点などをその場で直接講師に質問し、解決できるメリットがあります。また、クラスメートと切磋琢磨しながら、時には励ましあいながら学習を進めることができるため、モチベーションの維持につながります。

また、リナックスアカデミーの授業時間は平日は19:00〜21:30、土日は9:30〜18:00(あるいは16:10〜21:30)となっています。このため、プログラミングやデータベースなどのITスキルをしっかりと学ぶことができます。

対面による受講形式、長い時間しっかりと学ぶことができる授業時間など、リナックスアカデミーの受講費用は他のオンライン形式のプログラミングスクールに比べてそこまで高くはないと言えそうです。

また、独りでテキストを読みながら学習を進め、分からない箇所をチャットで質問するオンライン形式のプログラミングスクールに比べ、現役エンジニアによる対面での受講形式で、その場で疑問点を解消しながら学ぶことができるリナックスアカデミーの方がコストパフォーマンスが良さそうです。

高いけど、その分コストパフォーマンスが良くおすすめ。そんなおすすめのリナックスアカデミーの特徴を見ていきましょう。

リナックスアカデミーってどんなスクール?

女性

ここではリナックスアカデミーの特徴を4つ紹介します。

ITエンジニアの育成に特化したプログラミングスクール

1つめの特徴は「ITエンジニアに特化したプログラミングスクール」という点です。

リナックスアカデミーはITエンジニアリングに完全特化した日本初のオープンソース専門スクールです。

また、ITエンジニアリング教育機関としては世界で初めてLPIプラチナスポンサーに加盟しました。また、LPI-Japanでは初めてアカデミック認定校、OSS-DBアカデミック認定校となっています。

そして、リナックスアカデミーはオープンテクノロジーの教育機関として、ITエンジニアの育成に特化したカリキュラムを提供しています。これらのITエンジニアリング教育の質は企業にも評価され、多くの企業でITエンジニアの新人教育も担っています。

リナックスアカデミーは2001年に創立したITエンジニアの教育機関です。当時まだ主流でなかったLinuxエンジニアの有志が集まり、「エンジニアを増やそう」という想いで創設されました。このため、ITエンジニアに特化しているのは、このような創設の理念があるからです。

そして、事務職として働いていた人が「エンジニアになりたい」と門を叩くような社会人に向けたスクールとしてスタートしました。

このように「エンジニアの入り口」となるようなリナックスアカデミーの理念は、20年経た現在に至るまで継続されています。

ITエンジニアって需要あるの?

では、そもそもITエンジニアの需要はあるのでしょうか?結論を先に言うと、ITエンジニアの需要は今後もますますますます高まるでしょう。

経済産業省が2019年に発表した報告書「IT人材需給に関する調査」によると、IT人材は2030年に最大79万人不足すると発表しました。IT市場の拡大、少子高齢化に伴う労働人口の減少が理由です。

このため、政府は2020年から小学校でプログラミング教育を必須としました。このことからも将来に向けたIT人材の育成に力を入れていることが分かります。(出典元:経済産業省「IT人材需給に関する調査」より) 

また、IDC Japanが2020年9月に発表した「国内ITサービス市場予測」によると、2020年は新型コロナウィルス感染拡大の影響で需要が下がるものの、2021年以降は市場が拡大すると、2019年〜2024年の年間平均成長率は1.3%で推移すると予測しています。

(出典元:IDC Japan「国内ITサービス市場予測を発表」より)

 

IT業界では転職や中途採用が盛んです。また、女性の結婚や出産によるブランクがあったとしても、スキルアップで復職しています。このことからもITエンジニアの需要が高いと言えるでしょう。

講師は全員現役エンジニア

2つめの特徴は「講師は全員現役エンジニア」という点です。

現役エンジニアが講師である最大のメリットは、「開発の現場を知っている」という点です。このため、自分の実績や経験を元に実践的な研修を行うことができます。また、技術力があることはもちろん、IT教育に情熱を持った講師が最前線で講義を行っています。

リナックスアカデミーのITスクール講師募集要項を見ると、実績のあるエンジニアのみが講師として登壇していると思われます。

なぜなら、リナックスアカデミーでは以下の採用プロセスで講師を採用・登壇しているからです。

  1. 書類選考:履歴書・職務経歴書をもとに選考
  2. 面談・模擬講義:面談を行うとともに、15分〜30分の模擬講義で講師としてのスキルを確認
  3. 契約:面接と模擬講義の結果を踏まえて契約
  4. 研修:他講師の講義の聴講やアシスタントとして参加
  5. 講義登壇:講師として講義を行う

これらのプロセスを見ると、エンジニアとしてのスキルはもちろん、IT教育に熱意を持ったもののみが講師として採用され、登壇していると思われます。

このように、リナックスアカデミーの講師の質の高さから、講義内容も質が高いと考えられます。

対面形式の授業で学習できる

3つめの特徴は「対面形式の授業で学習できる」という点です。また、一部のコースでは実務の流れに合わせてプロジェクト形式による学習(PBL:Project based Learning)を取り入れています。

PBLとは従来の丸暗記の学習スタイルではなく、自ら課題を発見して解決を行う能動的な学習形式です。システム開発の現場では受け身のスタイルではなく、自らが課題や問題点を発見し、能動的に動くスタイルが求められます。PBL形式による講義により、開発現場で求められるスキルを身につけることができます。

また、リナックスアカデミーではサイドディスプレイに表示された講師のパソコンの画面を見ながら学習を進めることができます。

プログラミングスキルを身につけるコツは「模写」と言われています。これは、優秀なエンジニアのプログラムを見ながら自分で手を動かしてコーディングを行うことです。これにより、「求められている処理をどのようにプログラミングを行えばよいか?」が分かるようになります。

また、オンライン動画講座を予習・復習用に無償提供しています。オンライン動画はリナックスアカデミーの講師が実際に行った講義内容を配信しているものです。オンライン動画講座を視聴することで、受講した内容を確認しながらスキルを定着することができます。

このように、リナックスアカデミーでは対面形式の講義により、講師自らの画面を見せながら学習を進めることで学習効率を高めようとしていることが分かります。

就職支援が豊富で無料

4つめの特徴は「就職支援が豊富で無料」という点です。

リナックスアカデミーでは「キャリアセンター」という就職支援のための機関を設けています。ここでは、国家資格を持った専任のキャリアカウンセラーが就職決定まで支援しています。

リナックスアカデミーの就職支援は以下の3つで行っています。

1つめは「就職全体説明会の開催」です。これはキャリアセンター主催で毎月行っている就職セミナーです。「キャリアセンターのサービスの内容」「未経験からIT業界への転職を成功させるためのノウハウ」「IT業界の動向」などを解説しています。

2つめは「求人情報や会社説明会の情報提供」です。リナックスアカデミーでは受講者限定就職サポートサイト「NOEL」を解説しています。NOELを参照することで、受講生はいつでも最新の求人情報と会社説明会の情報を閲覧できます。また、「NOEL TV」といった動画を通じて、会社説明会の様子なども放送されています。

3つめは「専任カウンセラーによる個別就職カウンセリング」です。リナックスアカデミーではプロのキャリアコンサルタントの支援を無制限で受けられます。これまで異業種で培ったキャリアを棚卸しすることで、履歴書や職務経歴書の書き方や面接での対応などをアドバイスしています。

このように豊富な就職支援を行っている点もリナックスアカデミーの特徴です。

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リナックスアカデミーを極力安く受講する方法

折れ線グラフ

では、リナックスアカデミーを極力安く受講する方法はあるのでしょうか?それは、「教育給付金制度を利用する」ことです。

教育給付金制度とは、雇用の安定と再就職を目的とした厚生労働省が推進するキャリア支援制度です。条件を満たせば、支払った受講費用に対して最大10万円を国が支援します。

では、教育給付金制度を受けるための条件はどのようになっているのでしょうか?それは、リナックスアカデミーのサイトに掲載されている受給資格チェックリストが分かりやすく書かれているので、それを以下に掲載します。

(出典元:リナックスアカデミー「訓練給付制度」より)

1つめの条件は「雇用保険の支給要件期間が3年以上である」ことです。簡単に言うと、「同一企業で3年以上勤めている(いた)」ということです。会社を辞めて現在は働いていないとしても、企業に勤務している期間が3年以上であり、辞めてから1年以内であれば支給対象となります。

仮に企業に勤めている期間が3年未満としても1年以上企業に勤めており、給付制度を初めて使う場合は支給対象となります。

なお支給額は支払った受講費用の20%に相当する額(最大10万円)となります。手続きは、居住している市区町村のハローワークに行き、申請手続きを行う必要があります。

詳しくはハローワークで確認を行ってください。

迷ったら個別カウンセリング

笑顔の男性

ここまでリナックスアカデミーの受講費用や特徴について紹介してきました。

受講費用は他のスクールに比べて高いものの、「少人数クラスによる対面形式での講義」や「現役エンジニアの講師による講義の受講」などのメリットがあります。

とはいえ、リナックスアカデミーでプログラミングを学ぶかどうかに迷う人はいるのではないでしょうか?その場合はリナックスアカデミーの無料カウンセリングを受けることをおすすめします。

リナックスアカデミーの無料カウンセリングでは、教室や機材をはじめとした学習環境の確認や受講コースの相談などを行うことができます。また、専任カウンセラーによるIT業界の動向やIT業界への転職に有利な資格の説明なども行ってくれます。

個別カウンセリングの申し込みは、リナックスアカデミーの公式サイトから行うことができます。リナックスアカデミーに興味がある人は、まずは公式ページを参照して「個別カウンセリングを予約」をクリックし、申し込みを行ってみてください。

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