プログラミングを学習する時には、パソコンを使用するのが一般的です。
しかし、いきなりパソコンを購入して学習するのはリスクがあると思いませんか?
もしiPadを持っていたら初期費用がかからずに勉強することができます。
そこで今回は、iPadでプログラミング学習をする方法を紹介します!
プログラミング学習でiPadを使用するメリット
iPadでプログラミング学習を行う最大の利点は性能と専用のアプリがあることです。
メリット1:iPadはAndroidタブレットより性能がいい
Androidタブレットでも高性能な機種はたくさんあります。しかし、種類がたくさんありすぎて初心者の方はどれを選んでいいのかわからないことも多いようです。
Androidタブレットの場合、機種によっては、安いからといって十分でない性能のものを選んでしまうと画面が見にくかったり、処理が遅いといったこともあります。
iPadであれば処理速度や画面の見やすさはプログラミング学習に十分といえる機能を備えているでしょう。
メリット2:iPadはApple社提供の専用のアプリがある
Apple社が提供する高品質のiPad専用アプリがあるのでプログラミング初心者はiPadを選んでおけば間違いありません。たとえば「Swift Playgrounds」などApple社がiPad用に開発したプログラミングを学習アプリです。Androidタブレットでは使用することができません。iPadであればAndroidタブレットより多くのプログラミング学習アプリを使用できます。
確かにiPadはAndroidタブレットより値段は張りますが、以前より安くなっていて、通常のiPadだと3万円台で購入可能です。
丁寧に作られているので長持ちするため、プログラミング学習だけでなくあなたの長い相棒になってくれるでしょう
iPadでプログラミングをするために必要な環境5つ
iPadでプログラミングをおこなうための必須のソフトや、快適に作業するためのツールをご紹介します。
- 作業効率をあげるための外部キーボード
- プログラミングコードを書くためのテキストエディタ
- 効率的に作業するためのバージョン管理ツール
- 開発環境を整えるアプリ
- クラウドサービスやサーバーを使った作業環境
中にはなくてもプログラミングを学ぶことができますが、準備しておいた方が効率よく学習することができます。
iPadでプログラミングを効率よくするために①外部キーボード
iPadでプログラミング作業する場合、外部キーボードは必ず用意しましょう。
外部キーボードを使うことによるメリットは以下の3つ。
- 画面上にキーパットが表示されないので画面が広く使える
- ショートカットキーが使える
- ディスプレイを立てられるので姿勢の悪化を防げる
PCを購入しないで、プログラミングを行いたいなら購入するようにしましょう。
iPadでプログラミングを効率よくするために②テキストエディタ
プログラミングは、テキストエディタというコードを打ちこむスペースがないと始められません。
よってiPadでプログラミングをするときは、まずテキストエディタをインストールしましょう。
iPadで使えるテキストエディタは以下のようなものがあります。
- texttastic
- gocoedit
- Buffereditor
- Coda
- Pythonista
開発したい言語によって、必要なエディタが違うので、まずは調べてみてくださいね。
iPadでプログラミングを効率よくするために③バージョン管理ツール
バージョン管理ツールを導入することで、プログラミング作業を効率化できます。
バージョン管理ツールとは、ソフトウェアのアップデートによるバージョンの互換性を、自動修正してくれるツールのことです。
自分でファイルを取りだして変更をしても履歴が残り、必要に応じて古いバージョンを取りだすこともできます。
いちいちバックアップをとったり面倒な作業をしたくない場合は、バージョン管理ツールを導入することは必須となります。
「working copy」というアプリがおすすめです。
iPadでプログラミングを効率よくするために④IDEアプリ
iPadでプログラミングをするときにはIDE(統合開発環境)のアプリを入れるのもおすすめです。
IDEにはプログラミングに必要な、以下の機能がひとまとめになっています。
- コードを書くために必要なテキストエディタ
- ソフトウェアのアップデートに自動対応してくれるバージョン管理ツール
- プログラムのバグを見つけるデバッガ
- コードをコンピューターに認識させるために必要なコンパイラ
中には作業効率をあげられる機能も備わっているため、自分が使う言語でおすすめされているIDEアプリをチェックしてみましょう。
プログラミング初心者の方は、無料のIDEアプリを入れてから始めるのがおすすめです。
5. クラウドサービスやサーバーを使って、作業環境を構築する
パソコンと同等の機能を使うために、クラウドサービスやサーバーを使って環境を構築できます。
クラウドサービスなら「Google Cloud Platform」や「Cloud9」など、サーバー接続ならMacとSSH接続などで作業環境を構築可能です。
作業環境が作成できれば、パソコンでしかできないバックエンドの作業もおこなえます。
本格的なプログラミングをしたい人は作業環境を構築したら、iPadだけでプログラミングを完結させられます。
iPadでプログラミングを学べるサービス
次にiPadでプログラミング学習を学べるサービスをご紹介します。
Swift Playgrounds
Swift Playgroundsはプログラミング学習アプリの一つです。SwiftはiPhoneなどアプリ開発のプログラミング言語になります。このアプリはiPad専用アプリで、プログラミング学習に難しいプログラミング専門知識を必要としないので、プログラミング初心者におすすめです。
教育の現場の中では、Swift Playgroundsを使用しているところもあります。
最初はキャラクターを動かして宝石を取るというような感覚でプログラミングの基礎を学びます。そこから徐々にステップアップしていき、自分でアプリを作成するのに必要な知識を学んでいきます。また、プログラミングしたコードでドローンやロボットの操作が可能です。
ゲーム形式なので、非常に学びやすく、プログラミング初心者におすすめです。また、iPhoneなどのアプリでも市場が非常に大きく、Swiftもこれから価値が上がっていきそうなので、iPadを用いてSwift Playgroundsでプログラミングを学んでいくといいでしょう。
Progate
パソコンでも初心者がプログラミング学習するのに代表的といえるサイト「Progate」です。
イラストを中心にスライド学習ができるため、紙や動画より分かりやすいサービスとなっています。イラスト中心なのでiPadのプログラミング学習と相性が抜群です。空いた時間に学習なんかもできちゃいます。
学習できるプログラミング言語がHTMLやPHP、Java、SQLなど幅広く学ぶこともできます。初級編は無料で学習でき、無料でも十分マ場ぶことができるので、プログラミング初心者におすすめです。
ドットインストール
ドットインストールは、3分動画でプログラミングを学習するプログラミング初心者向けのサービスです。HTML、iPhoneなどのアプリ開発に関する言語を学べます。
動画レッスンは3分以内で作成されているので、隙間時間があれば学習可能です。
無料レッスンの中でもかなりの数が受講できます。1レッスンが3分以内の動画を見るだけなので、iPadで効率重視でプログラミング学習をしたいプログラミング初心者におすすめです。
Udemy
Udemyは動画でプログラミング学習できるサービスです。様々なラインナップがあるので、プログラミング初心者でも目的に応じてコースを選ぶことができます。また、Udemyの初心者講座はキャンペーン対象になっているのでお得なことも特徴です。
iPadで学習するのにおすすめな点は、動画なので効率的にプログラミング学習ができます。また講師とともにプログラミングをしていくことが多いので、よくあるミスを教えてもらったり、システムの構築から学べるのもメリットのひとつです。
詳しくはこちらの記事を参考にしてくださいね。
iPadで学習が習慣化されたらPCを購入しよう
今回はiPadのみでプログラミング初心者がプログラミング学習する方法をご紹介しましたが、やはり実際にシステム、アプリ開発を行う際はPCを使うことが多いのが現状です。
というのもPCの方が容量が多いことや開発専用のアプリなどが多いという理由もあります。また、就職先、案件先がPCを使っていることが多いのも理由です。
なので、iPadである程度プログラミング学習ができてきたらPCに切り替えるようにしましょう。
こちらのおすすめパソコンは10万円程度で買えるものになっています。
そのため、プログラミングで稼ぐことを考えると、余裕でプラスになると考えられます。
まとめ
iPadを使ってプログラミング初心者からプログラミング学習をする方法、おすすめのアプリについて紹介させていただきました。
iPadは画面も大きく、画質も良いので動画やイラストを用いたスライドでのプログラミング学習にうってつけです。プログラミング初心者からでも効率的に学習できるでしょう。
今回紹介したアプリ以外にも質の高いアプリは多数あるので、皆さんも自分で調べて自分に合ったプログラミング学習をしてみてください。
プログラミングを学習することは自分で調べるようにするのも成長につながってきます。そして、ある程度学習を進めたら、今後のためにもPCに切り替えるといいでしょう。
自分でアプリ開発やシステム開発できるプログラマーへと成長を期待しております。