AWSの勉強を始めようと思っても、どこから手をつけたらいいかわからない人もいるかもしれません。
AWSには、多くのサービスがあるため、本で勉強する時も幅広く展開されているため、どの本を選んだらいいのか悩むこともあるかと思います。
今回は、AWSを勉強する時におすすめの本を紹介します。
AWSとは
AWSは、ITインフラストラクチャのノウハウをもとに提供されているクラウドインフラサービスです。AWSの利用者は、主にサーバーまわりの最新資源の調達やパフォーマンスチューニング、そしてセキュリティ対策を任せられます。利用者は、自社サービスの開発・改善など、コアビジネスに集中できます。
コース名 | 分野 |
基礎コース | Certified Cloud Practitioner |
アソシエイト(中級) | ・デベロッパー ・ソリューションアーキテクト ・SysOpsアドミニストレーター |
プロフェッショナル(上級) | ・ソリューションアーキテクト ・DevOpsエンジニア |
専門知識 | ・機械学習 ・セキュリティ ・データアナリティクス ・アドバンストネットワーキング ・データベース |
クラウドコンピューティングとは?
クラウドは、システムの大半があらかじめインターネット上で運用されているサーバーなあどを利用する形態です。
ユーザーが自前のサーバーなどのハードウェア・ソフトウェアを持たなくてもインターネットを通じてコンピューターによるサービスを必要な時に必要な分だけ利用できます。
AWSシステム構築・運用で覚えておくべき用語
AWSシステムでよく使われる用語を簡単に紹介します。
AWS用語①VPC
AWS VPCは、Amazon Web Service Virtual Private Cloud(アマゾンウェブサービスバーチャルプライベートクラウド)の略称で、ユーザー専用のプライベートなクラウド環境を提供するサービスです。AWSでは最初に使うVPCを自動的に用意してくれます。
AWS用語②Region
Region(リージョン)は、AWSサービスのバックボーンです。地理的に離れた領域のデータセンター群がそれぞれ接続されることで構成されています。各RegionではAWSのサービスがそれぞれ独立して提供されています。(日本には東京リージョン(ap-northeast-1)があります。)
AWS用語③AZ
AZ(エーゼット、アベイラビリティゾーン)は、データセンターのことです。複数のAZが置かれ、システムを複数のAZに置けます。東京リージョンでは4つのAZが提供されています。
AWS用語④サブネット
1つの大きなネットワークの中をさらに小さく分割した小規模ネットワークのことです。サブネットマスクという考え方で、部名k津を行いその範囲を示します。IPアドレスとサブネットマスクを組み合わせることで、ネットワークの範囲を指定できます。
AWS用語⑤Amazon EC2
Amazon EC2は、Amazon Elastic Compute Cloud(アマゾンイラスティックコンピュータークラウド)の略称で、「仮想サーバー」のことです。EC2を用いて、Linux・WindowsなどのOS仮想サーバーをすぐに実行できる環境を用意できます。複数の仮想サーバーを立てられます。
AWS用語⑥Instance
Instance(インスタンス)は、AWSクラウドに立てられた仮想サーバーのことです。EC2・RDSなどの仮想サーバーを数える時に単位として使われます。
AWS用語⑦Amazon EBS
Amazon EBSは、Amazon Elastic Block Store(アマゾンイラスティックブロックストア)の略称で、AWS上で操作できる仮想ディスクのことです。管理コンソールからEBSボリュームを切って、サーバーインスタンスへ接続・切断できます。
AWS用語⑧Amazon RDS
Amazon RDSは、Amazon Relational Database Service(アマゾンリレーショナルデータベースサービス)の略称で、Amazonが提供するリレーショナルデータベースサービスです。MySQL・PostgreSQL、Oracle、SQL Serverなど多くの種類のデータベースを管理画面から設定するだけで構築・設定して利用できます。
AWS用語⑨IAM
IAM(アイアム)は、AWS Identity and Access Managementの略称語で、AWS上のサービスを操作するユーザーとアクセス制限を管理するものです。認証情報・AWSリソースを制御するための権限を集中管理できます。
AWS用語⑩Amazon S3
Amazon S3は、Amazon Simple Storage Service(アマゾンシンプルストレージサービス)は、Amazonが提供するストレージサービスです。バケットというリソースにデータを保存ができ、保存できるデータ容量に上限がない特徴があります。
AWS用語⑪Amazon CloudWatch
Amazon CloudWatchは、通称「クラウドウォッチ」と呼ばれます。フルマネージド運用監視サービスで、AWSの各種リソースを監視してくれるサービスで、異常が生じた時にはアラートで知らせてくれ、自動復旧もできます。AWSを監視する時に必要なサービスです。
おすすめAWSの本を紹介
AWSを勉強するのにおすすめの本を紹介します。
AWSを好きになる本 ゼロから始めるクラウドジャーニー (技術の泉シリーズ(NextPublishing))
ITを活用する全ての人に必要となるクラウドサービス。その中でもAWSについて詳しくするために、AWSを好きになることをポイントに置いて解説しています。クラウドジャーニーの第一歩を踏み出すと共に、個人やビジネスの成長を加速させましょう。
AWSではじめる クラウド開発入門
初心者でも実践的な知識が身につく本書はクラウド初心者を対象としていますが、実践的な知識を学べる特徴があります。AWSの提供するクラウド環境を例に、手を動かしながら知識を身につけられます。豊富な図解でわかりやすく解説しているので始めても最後まで学べます。
要点整理から攻略する『AWS認定 データベース-専門知識』 (Compass Booksシリーズ)
サービスごとに要点を整理し、得意な範囲は読み飛ばせるような工夫が施されています。項目ごとの確認問題でスキルチェックが行えます。豊富な練習問題を解きながら学べる!実務者の知識のアップデートにも最適です。
実践 AWSデータサイエンス ―エンドツーエンドのMLOpsパイプライン実装
AWSはデータサイエンス分野で利用できる様々なサービスが提供されています。それらのサービスを有効に使って、データの収集・分析・モデルの訓練・テスト・デプロイまでの一連のプロセスを行う方法を紹介しています。
AWSコンテナ設計・構築[本格]入門
AWSにおけるコンテナ環境の設計・構築のノウハウを凝縮、基本から実践的な知識までしっかりと学べます。これからAWSを活用してコンテナを学習しようとしている人やオンプレミスからクラウドネイティブなアプリケーションへの移行を検討している人におすすめです。
まとめ:AWSを効率よく学んでスキルアップを目指そう!
AWSは、様々な企業のWebサイトやWebサービスで利用されているため、スキルを身につけておくことで、自社でも活躍できます。仮想サーバーを立てるだけでなく、他にもシステム構築・運用に必要な様々なサービスが提供されているので、AWSの機能やメリットなどを勉強してスキルアップしましょう。