UdemyでiOS開発を学習しようと思った時、数多くのコースがあり「どれを学ぼうか」悩むかもしれません。iOS開発に初めて触れる人や前からやってみたかった人など、自分に合うコースでスキルアップできるように、おすすめの講座を紹介します。
UdemyでiOS開発を学習するメリット
UdemyでiOS開発を学習するメリットは、初心者やレベルアップしたい人におすすめであること、体系的に学べたり、実践的に学べたりする点です。iOS開発アプリを開発したい時に、どこから学んだらいいか迷うかもしれません。Udemyでは基礎や入門から学べるコースや順番に学習することでiOSのアプリや開発が行えるようになります。また、実践的なものが多く自分でコードを書いたり、動画と一緒に手を動かしながら学べるものが多くあります。そのため、Udemyで学習するとスキルアップがしやすい動画型学習プラットフォームのため、おすすめできます。
iOS開発に必要なスキルは?
iOSの開発に必要なスキルは、開発に用いられるプログラミング言語「Objective-C」「Swift」です。この両方のプログラミング言語を扱えると、iOSエンジニアになったとして、幅広く活動できる可能性が広がります。
その他、C言語、C#、C++、Java、PHP、VBなどがあると良いとされています。一般的に「GUIプログラミング」と呼ばれる開発方式で、iOSアプリは開発されています。Webアプリとは違うスタイルでの開発となります。プログラミングスキル、専門性の高いスキルが必要となりますが、自分のキャリアパスを描きながら学ぶコースを選ぶことがおすすめです。
Swiftとは
Swift(スウィフト)は、2014年に登場したApple製品向けのプログラミング言語です。学習しやすい特徴があり、iOSやMacアプリケーションの開発ができるようになりました。AppleのiOS 7以降、OS X version 10.9以降のOSを搭載しているデバイスで扱えるアプリケーションの開発が行え、Apple TVやApple Watchなどのアプリも作成できるようになります。ディスクやメモリなど、コンピューターの深い部分、ハードウェアに関わるアプリの制作も可能です。
その他、以下の特徴がみられます。
- 高速なパフォーマンスが可能:Swiftはプログラムの高速な処理を可能とする言語です。Objective-Cより最大2.6倍、Python 2.7よりも最大8.4倍もの速さで処理します。
- 安定性が高く不具合やバグが起こりにくい:コンパイル言語のため、コンパイル時に、バグの原因となるコードを自動で見つけ出してくれます。結果、バグや不具合が最小限で収まります。
- モダンなプログラミング言語:記述するコードがシンプルで、読み書きがしやすいです。
- Objective-Cとの互換性がある:同じアプリの中にSwiftとObjective-Cが存在しても問題がありません。そのため、アプリ開発の途中から言語を切り替えることも可能です。
Swift開発で必要なもの
- Apple ID:Appleサービスを利用するためのIDです。iTunes Storeで、アプリや音楽の購入に使う時と同じIDです。
- Xcode:Swift開発ツールです。Mac App Store「開発ツール」カテゴリから無料ダウンロードが可能です。その場でプログラムの動作確認(Playground)ができます。
- Developer ID:自分で開発したアプリケーションをApp Storeで配布するために必要なIDで、Apple Develop Programに登録が必要です。マルウェア(不正、有害に動作させる意図で作成された悪意あるソフト、コード)で改ざんされない安全なアプリとしてDeveloper IDの署名を入れます。
Objective-C(オブジェクト指向型C言語)とは
オブジェクト指向型プログラミング言語のC++、Java、C#の仲間です。マニアックなオブジェクト指向型のプログラミング言語で、Apple社のMac OS Xで実用されています。C言語と完全に互換性のある言語のため、C言語のソースコードをコンパイルできます。オブジェクト指向の初心者には、Objective-Cの基本部分(本質)を理解することは難しいとされています。C++言語の知識、本質的なオブジェクト指向の理解が必要とされています。
Mac OS Xを利用していれば、付属している開発環境でObjective-Cが使えます。
GUIプログラミングとは
GUI環境(Graphical User Interface)で動作するプログラムのことです。「操作できる画面」を持ったアプリとも言えます。データの入力、ボタンのクリックなどができる画面を制作できます。入力・選択項目によって、表示結果を変更できたり、画面を使った、本格的なアプリも制作できます。データの登録・更新・削除、Excel等からのデータインポート、データの絞り込み結果の確認などの機能が追加できます。
使用するGUIライブラリ
- Tkinter:Pythonに標準でインストールされています。環境構築が楽で、すぐに画面を作ってみたい人におすすめです。
- Kivy:クロスプラットフォーム(WindowsやmacOSなどの異なるプラットフォーム上で、同じ仕様のアプリケーションを動作させること)に対応したライブラリです。3Dも扱えるグラフィックスライブラリも使えるので、簡単なゲームも制作できます。
- PyQt:QtというGUIライブラリをPython向けに移植したものです。安定性が高く、企業が開発をしたものです。
ユーザーの指示に適切な対応が行えるようにコードを組む必要があります。発生したイベント(マウス操作、キー入力など)を検知するイベントループ、イベントによっての処理、ユーザーとのデータのやり取りを行う処理が必要です。GUIのプログラムを作るには、GUIツールキットというモジュールが必要です。(下記のサンプルコードにおいては、Python環境に標準で付属しているtkinterで作成しています。)
GUI版の”Hello World!”
# 「Hello, World!」(tkinter版)
import sys
import tkinter as tk
# メイン関数
def main():
root = tk.Tk()
root.title("Hello, World!")
helloLabel = tk.Label(text="こんにちは GUI!")
nameBox = tk.Text()
quitButton = tk.Button(text='終了', command=sys.exit)
for widget in [helloLabel, nameBox, quitButton]:
widget.pack() # 各widgetを配置
root.mainloop()
if __name__ == '__main__':
main()
UdemyでおすすめのiOS開発のコース:初心者編 – 2選
- 【iOS14/Xcode12対応】Swiftで学ぶiPhoneアプリ開発講座 プログラミング未経験者から開発者へ
【iOS14/Xcode12対応】Swiftで学ぶiPhoneアプリ開発講座 プログラミング未経験者から開発者へ
講義内容:オリジナルアプリ開発、Xcodeのダウンロード、レイアウトの基本、Swiftの基礎 など
講師:Plus Coding
プログラミング未経験者や開発経験ある人がより多くの技術を学びたいと思っている人におすすめのコースです。Swiftの基礎、サンプルアプリの制作を通じてステップアップしていく学習内容になっています。ネットワーク通信を行うチャットアプリの制作が行えます。
UdemyでおすすめのiOS開発のコース:Swift編 – 3選
- 【6日で速習】iOS 13アプリ開発入門決定版 20個のアプリを作って学ぼう(Xcode 11, Swift 5対応中)
- 【iOS14】SwiftUI 超入門 – Swift を基礎から学んで iOS (iPhone) アプリを開発しよう
- みんなのiOS講座 ゼロからSwiftで学ぶiPhoneアプリ開発の基礎
【6日で速習】iOS 13アプリ開発入門決定版 20個のアプリを作って学ぼう(Xcode 11, Swift 5対応中)
講義内容:Xcode11を使用したiOS13用アプリ開発、CoreMLでAIアプリ制作、ARKit基本 など
講師:井上 博樹(Hiroki Inoue)
iPhone、iPadで動作するiOS13アプリを作成したい人や、実用的なアプリを作成しながらスマホアプリの開発方法を学びたい人におすすめです。実践的な20個以上のアプリ開発を通じて画面レイアウト、画面遷移、処理の実装手順などを学んでいきます。
【iOS】SwiftUI 超入門 – Swift を基礎から学んで iOS (iPhone) アプリを開発しよう
講義内容:CoreML(機械学習)、SwiftUI、Swift、Xcodeの基礎 など
講師:Yoshiki Mogi
iOSアプリを作りたい人、初めてプログラミングを学ぶ人におすすめです。理論よりも直観的な説明が多いコースで、何ができるのかという点を説明していく内容になっています。実際にアプリを制作し、作ったアプリを改造してオリジナルアプリを作れるような手順になっています。
みんなのiOS講座 ゼロからSwiftで学ぶiPhoneアプリ開発の基礎
講義内容:iOSアプリ開発の基礎、プログラミング言語「Swift」の基礎、iOSの様々な機能の実装 など
講師:我妻 幸長 Yukinaga Azuma、Tateshi Yaeo
iOSアプリ開発に興味があるけど、取り掛かれていない人やオリジナルのiOSアプリを開発したい人におすすめのコースです。誰にでも開かれたiOSアプリ開発初心者向けの講座になっています。Swiftを用いたiOSアプリ開発を基礎から学べるので、ベースを固めた上でスキルアップができます。
UdemyでおすすめのiOS開発のコース:実践編 – 2選
- 【iOS開発】SwiftUIで実践的なiPhoneアプリを作成しながらプロの技術を学ぶ!Todoアプリを完成させよう!
- 【初級~中級編】Swiftを使ってTinderのようなiPhoneアプリを開発しよう!【iOS】
【iOS開発】SwiftUIで実践的なiPhoneアプリを作成しながらプロの技術を学ぶ!Todoアプリを完成させよう!
講義内容:SwiftUIの画面作成・データの扱い方、データベースのデータとSwiftUIを連携する方法 など
講師:金田 浩明(Hiroaki Kaneda)
新技術SwiftUIでの実践的なアプリ開発を学びたい人やSwift言語の基本を知っている技術者におすすめのコースです。Swift言語の基礎を分かっている方を対象とした講座となっています。ですが、プログラミング未経験者でも手順に沿っていけばアプリケーションを完成されられる学習内容になっています。
【初級~中級編】Swiftを使ってTinderのようなiPhoneアプリを開発しよう!【iOS】
講義内容:iPhoneアプリでAnimation基本の習得、TinderLikeなサービス作成、リリースできるオリジナルアプリの作成 など
講師:Hideaki Touhara
Swiftを使って実践的なアプリを作りたい方、世に出ているアプリで使われているレベルの技術を学びたい方におすすめです。実際の文法をどうやって応用していくのか、アプリケーションロジックはどのように考えていくかを学びます。自分でオリジナルアプリを作成できるように使い回しができるアプリをこの動画で作れます。
まとめ:UdemyでiOS開発を学ぼう!
iOS開発を学ぶ一歩は、勇気の一歩かもしれません。ただ、一度学習を始めると難しさだけではなく、面白さや楽しさを感じられることでしょう。また、リリースには厳しい審査をクリアする必要があるので、自分の制作したアプリケーションの質が高いことを証明してもらえます。素晴らしいスキルを身につけるためにも、UdemyでiOS開発について学びましょう。