Rubyは1995年に公開されて以来、今日に至るまでWebアプリケーションを中心にして幅広い分野で活用されているプログラミング言語です。Rubyは日本人が作ったプログラミング言語なので日本人になじみがあり、初心者が学ぶには最適な言語と言われています。
今回はこれからRubyを勉強したい人へ向けておすすめの読むべき本を紹介します。
Rubyを学習する理由
日本人が開発した言語
Rubyは日本で生まれた言語のため、学習環境が整っています。他の言語の場合参考書等は英語の物が多く、翻訳されたものもありますが、誤訳されている場合もあります。
しかし、Rubyの場合は開発者が日本人ですので、日本語の参考書が数多くあります。
最新情報なども他の言語の場合は英語で書かれていることが多いためある程度の英語のスキルが必要となりますが、Rubyの場合は日本語で書かれておりますので、最新情報をいち早く活用できます。
フレームワークを使用する事ができる
フレームワークとは、ウェブ開発のサポートをしてくれるものです。Rubyの場合は「Ruby on Rails」があります。Ruby on Railsは数回コマンドを入力すればWebサイトの開発ができます。開発工程が大幅に短縮されましたし、開発コストも削減されました。
Ruby on Railsを使用すれば、初心者でも割と簡単にWebサイトの開発ができます。
Rubyの求人がたくさんある
プログラミング言語別求人数ランキングでRubyは4位となっています。
仕事がたくさんあるため、副業で月に数万円稼ぎたいという方にも最適な言語でしょう。
2020年最新版!プログラミング言語の需要をまとめてみました!
Rubyのおすすめの入門書
ここでは10冊の本をご紹介します。前半の4冊は本当の初心者向けの本で後半に行くに従って内容が難しくなっていきます。
3ステップでしっかり学ぶRuby入門
著者/WINGSプロジェクト 竹馬 力 監修/山田祥寛
この本はRubyをインストールところから解説されており、パソコンの初心者であっても学習できます。また、Rubyについてはもちろん、プログラミングの基本構文であったり変数といったプログラミングに必要な知識も解説されています。
予習・体験・復習の3ステップで進行していきますので、初心者でも安心してRubyについて学ぶことのできる入門書です。また、練習問題もあるので自分の理解度を測る事もできます。
作りながら学ぶRuby入門
著者/久保秋 真
この本は実際に実践しながら学ぶことができます。実際にプログラムを作りサンプルを動かしながらRubyの文法を解説していきます。最終目標は「動くアプリケーション」。目標があるので、モチベーションを保ち進める事ができます。
最終目標は動くアプリケーションですが、そのためにはプログラミング言語だけではなく様々な技術や知識が必要になります。この本では作業を進める中でRubyの文法はもちろん、Webアプリケーションを開発するにあたって必要とされる技術を学ぶことができます。
インプットとアウトプットを繰り返し行う事で、知識が身につき、Rubyを学ぶことができます。
たのしい開発 スタートアップRuby
著者/大場光一郎、五十嵐邦明、櫻井達生 監修/大場寧子
本書はプログラミング初心者に向けて、「楽しい開発」を目指しRubyやプログラミングに興味を持てるようにやさしく丁寧に解説されています。
今までのようなプログラムを重視した学習書といった感じではなく、Ruby言語やプログラミング開発に親しめるような内容になっております。ちょっとした息抜きに楽しめる読み物も掲載されています。
プログラミング学習シリーズ Ruby
著者/宇野るいも
本書はプログラミングを行うのは全く初めてと言う方を対象にした解説本です。
コンピューターの仕組みからはじまりプログラムの考え方まで丁寧に解説され初心者にも分かりやすい内容となっています。
実際に作成したコードも添付されているCD-ROMから環境をインストールして実行できます。
たのしいRuby
著者/高橋征義、後藤裕蔵 監修/まつもとゆきひろ
2002年の初版発売以来改版を重ね、現在第6版となるロングセラーのRuby入門書です。
改版の度に増刷されています。
プログラミング初心者でも分かるようにチュートリアルから基礎、クラス、実践まで凝縮された1冊です。基礎だけではちょっと物足りないと言う方におすすめです。
本書は読み込むというよりは、いつでも手元に置いておき、必要になった時に開きたい内容です。
プログラミング言語 Ruby
著者/まつもとゆきひろ、David Flanagan 監訳/卜部昌平 翻訳/長尾高広
本書の著者はRubyの開発者まつもとゆきひろ氏です。
Rubyの開発者が実際にプログラミングする時を例にして解説しています。
この解説を読み進めていくとRubyの使い方、考え方が身につく事でしょう。
Ruby言語の全てが包括的に解説されています。
Rubyは初心者だが、他のプログラミング言語については知っていると言う方におすすめの入門書です。一方プログラミング自体が未経験の場合はこの本だけでは序盤でわからない部分が出てくる事があり得ますので、初心者用の入門書と合わせて使うと良いでしょう。
リファクタリング:Rubyエディション
著者/ジェイ・フィールズ、シェーン・ハービー、マーティン・ファウラー 翻訳/長尾高広
本書の第1章では、設計が甘いコードをリファクタリングしていく内容となっております。将来的にRubyで開発をしていくのであればリファクタリングは必要です。
リファクタリングの際はどこが駄目で、どうすれば良くなるのかと言う事と何故ダメなのかを具体的に理解してないといけません。これらのスキルを身に着けるには最適な1冊です。
Rubyレシピブック 303の技
著者/青木峰郎、後藤裕蔵、高橋征義 監修/まつもとゆきひろ
本書は逆引きリファレンスの定番と呼ばれ、やりたい動作がある時に、逆引き辞典のように使う事が出来ます。Rubyプログラミングの技術がまとめられており、本のタイトル通り、料理のレシピ本のようなスタイルです。
学んだ事をアウトプットするときにとても役立ちます。また、文法を忘れてしまったような時にもサッと調べる事ができます。
プロを目指す人のためのRuby入門
著者/伊藤淳一
本書は他のプログラミング言語の知識、開発経験はあるもののRubyは初心者と言う方向けの入門書です。プログラミング自体が初心者という方にはおすすめできません。
そのため基本的なことは控えめでより実践的な開発現場で必要になる知識の解説がメインとなっています。
タイトル通りプロになるためにおすすめの1冊です。
パーフェクトRuby
著者/Rubyサポーターズ
本書は以前Rubyを触った事があったりして、多少の予備知識がある方や知識やスキルの深堀をしたい方におすすめの本です。
660ページと言う膨大なボリュームで、Rubyを使用の際に必要な知識はほぼ網羅されています。
幅広い知識を身に着けたい方におすすめの1冊です。
本よりコスパがいいかも!?UdemyのおすすめRuby講座
Rubyで入門(上巻)はじめてのプログラミングーちゃんとRubyを学ぼう!
作者/ちゃんるび!だいみょうじん・・・8歳でプログラムの基礎を習得。大卒後エンジニアとしてのキャリアをスタート。ITコンサルティングからIT資産管理、セキュリティ管理など企業のITシステムに全責任を負い活躍後セミリタイア。
本コースでは基礎となるRubyを学び全体の基礎力を身に着けます。最終的に目指すのはRubyの資格(技術者認定試験)です。
はじめてプログラミングを学ぶ方、気軽にプログラムを学びたい方に最適なコースです。
"ちゃんと" Ruby を学ぼう! ー オブジェクト指向機能ってなんだ?
Ruby on Rails5入門ーRubyプログラムの基礎から学べるー
作者/中村祐太・・・ITエンジニア、プログラミング講師、プログラミング入門ナビ編集長
エンジニア歴は10年以上、15歳の時からプログラミングを始める。
このコースはプログラミング言語Rubyを学んだ上でRuby on Railsの基礎を学習しWebアプリケーションを開発する事を目標に最小構成のコードを丁寧に解説しRuby on Railsの基礎を習得できる内容です。
このコースはプログラミング初心者が対象ですので、はじめてプログラミングを学ぶ方に最適なコースです。
はじめてのRuby on Rails入門-RubyとRailsを基礎から学びウェブアプリケーションをネットに公開しよう
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はプログラミング初心者がRubyを学ぶ時に読む本の紹介とUdemyのおすすめWeb講座を紹介しました。
Rubyはそれほど難しい言語ではありませんし、そこそこ人気もありますので今回ご紹介した本や講座で学習されてみてはいかがでしょうか。