どんな仕事にも始まりはあります。もちろんエンジニアもです。
むしろ専門職なため日常的に、周囲に同じ人がたくさんいる環境である…と、いうことは稀です。
そのため相談する相手が少ないことが多く
- 何から始めていいかわからない
- 何を参考にしていいかわからない
- 何を頼ったらいいかわからない
そんな悩みを抱えやすい傾向にある、駆け出し・新人エンジニアの人だからこそおすすめできる本を紹介します。
プログラミング初心者が読むべき本

今回紹介する本は5冊です。
リーダブルコード―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック
数多くのエンジニアの愛読書。
この本はとりあえず持っておいた方がいいと言われています。
色々な人に読まれてるだけの価値がありです。
面白いことに駆け出しの頃と中堅どころの頃、それぞれ読んだ時期によって違うものが学べます。
駆け出しのころは読みやすいコードの書き方やその理由について学べます。
エンジニアは一人では仕事をすることはあまりありません。
他の人が読んでいて分かりやすいコードの方が良いことは明確です。
中堅どころになるとある程度自分でこなせるようになっているでしょう。
努力して独学で覚えてきた部分があるはずです。
この本でその矯正をすることができます。
これからWebをはじめる人のHTML&CSS、JavaScriptのきほんのきほん
上記のリーダブルコードとは違い、この本は駆け出し用の基本を抑えるための本です。
HTML、CSS、JavaScriptは様々なプログラミングの言語がある中で基本中の基本とも呼べる言語です。
同時に高い需要がある言語とも言えます。
その3つの言語について非常に読みやすく、分かりやすく解説されています。
サンプルコードも付いており、最初のころは実践的も使えます。
勉強する過程で「よく分からないからなんとなく覚えた」
というところをくまなく説明してくれています。
アルゴリズムをはじめよう
アルゴリズムを理解すると開発速度に影響してきます。
作業量が多いエンジニアにとって、作業が遅いことはそれだけで致命的です。
それを手助けするアルゴリズムを基礎から教えてくれます。
分かりやすい図解付き、内容も最低限必要なものに絞っており駆け出しに最適な内容となっています。
256ページありますが「苦なく読める人が多い」ことからこの本の優秀さが際立ちます。
またアルゴリズムを習熟するにあたり、その基礎になる部分を作ってくれます。
将来のステップアップのためにもおすすめの一冊です。
独学プログラマー Python言語の基本から仕事のやり方まで
もちろん Python言語について学ぶこともできますがPython言語を通してデータベース管理、アルゴリズム、Webスクレイピング等々、プログラミング全般を広く浅く、学ぶための本となっています。
Python言語と銘打ってありますが Python言語だけを学ぶ本、というわけではありません。
またプログラミングとは深く、挫折することの多い道のりです。
実際に挫折して諦める人も大勢います。
この本では力を抜く箇所やその方法を紹介しており長くエンジニアを続けたい人だからこそ読むべき一冊と言えます。
プログラマが知るべき97のこと
「先人に倣え」これはどの人にも言えることの一つです。
先人の失敗や教訓、または成功談等覚えることでゲームで言う所謂「強くてニューゲーム」に近い状態になれます。
この本はその「先人に倣え」のエンジニアに特化した本となっています。
プログラミングで最も大切なこと、スキルアップのための手段、実際にあった失敗談、またその解決策などなど…。
97本のエッセイをまとめた濃い内容となっており、一般的な教書では何もない平坦な一本道の歩き方は書いてありますがこの本では脇道にそれた場合、分かれ道に来た場合の対処法が学べます。
おまけ
エンジニアを説明上手にする本 相手に応じた技術情報や知識の伝え方
エンジニアは最初から最後まで一人で仕事をすることは少ないです。
個人でしている人でも、必ず依頼人がいるわけですから。
そこにチームでの開発となると様々な人との関わりが増えてきます。
本書では他者に自分の頭の中の内容を上手く伝えるための方法が学べます。
自分の頭の中を開いて見せることはできません、エイリアンでもない限り。
専門知識だらけのエンジニアにとって伝える情報のが少しでも食い違うと、そのまま業務の障害へと繋がり、後々問題が大きくなることもよくあります。
また相手に上手く伝える、ということは自分の頭の中の整理もできているということです。
コミュニケーションのみならず業務の最適化にも繋がる、そんな一冊となっています。
まとめ

5冊(+おまけ)を紹介しました。
専門知識や特化する分野が数多く存在するエンジニアにとって本による勉強は不可欠です。
しかし本は数多く存在し、それを選ぶ時間はありません。
今回選択した5冊を勉強しながら同じ業界の人におすすめの本を聞き、上手く効率よく勉強を進めましょう。