このコロナ渦において、出来れば人混みは避けたいものですよね。しかも確定申告が行われる時期は寒い季節でもあるので尚更、家から出たくない人も多いのではないでしょうか?
家に居ながら、確定申告って家で出来ないかなあ……と考えているあなた。安心してください!確定申告は、ご自宅でお持ちのスマホで簡単にする事ができます!
でも、1人で確定申告なんてしたことないから心配だという方のために今回は、スマホを使って確定申告をする方法を解説します。また、場合によっては確定申告がいらない場合や、注意点もあるのでそちらも合わせて説明します。
スマホで手軽に確定申告を済ませ、空いた時間を有効活用しましょう!
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スマホで確定申告するのに必要なものは?
まずは、スマホで確定申告をする上で必要なものをお話します。
- スマートフォン
- 源泉徴収票
- 各種証明書
- マイナンバーカード
必要なもの①:スマートフォン
スマホで確定申告をする場合は当たり前ですが必ずスマホが必要になります。androidでもiPhoneでもどちらでも確定申告は可能です。
必要なもの②:源泉徴収票
会社でお仕事をされている方であれば必ずもらうものです。給料がいくらからであったかを示すもので2020年より申告の添付の義務化はなくなっていますが正確な額を把握するために用意しましょう。
必要なもの③:各種証明書 – 経費や生命保険など
生命保険に加入しているのであれば「生命保険料控除証明書」を用意しておきましょう。医療費控除欄に記載する際に必要なものになります。
また、個人事業主であれば経費(電気代や事務所費、その他仕事をする上で購入したもの)も確定進行をする際に必要になりますのでしっかり準備してください。もし無くしてしまった場合は再発行が可能か問い合わせてみてください。
必要なもの④:マイナンバーカード – なくても申告できる!
スマホで確定申告をする場合は、「ID・パスワード方式」と「マイナンバーカード方式」があります。マイナンバーカード方式を選択した場合はICカード読み取り可能なマイナンバーカードが必要になります。
必要な書類は以上です。それでは次で具体的なスマホで確定申告をする方法をお伝えします。
スマホでの確定申告は以前よりも簡単に!
前述でもお伝えした通り、スマホを使っての確定申告は難しくありません。ただ、手順を正しく踏む必要がありますから1つずつ説明します。
1. 国税庁の「確定申告書作コーナー」にアクセス後、画面下部の「作成開始」を押す。
2. 確定申告をする年分は令和2年分ですかに対して「はい」を選択
申告する収入を全て選択してくださいで該当の項目全てにチェックを付ける
最後に「確定」を押す。
3 お持ちの源泉徴収票は1枚のみですか:「はい」「いいえ」で答える。
勤務先で年末調整が済んでいますか:「はい」「いいえ」で答える。
以下のいずれかの控除を受けますか:「はい」「いいえ」で答える。
4 提出方法を選択してくださいで、希望する提出方法を選択(今回は書面で提出する課程で進めます)選択したら、「次へ」を押す
5、生年月日を入力。入力後、「同意して次へ」を押す
6、収入、所得金額の入力
7、支出に関する控除の入力
8、本人に関する控除の入力
9、住民税に関する事項の入力
10、本人情報の入力
11、マイナンバーカードを入力
マイナンバーが読み取れない場合はどうしたら良い?
スマホでマイナンバーを読み取る時に上手く読み取れないという事案が結構あるようです。
主な原因
- ICカードリーダーに、マイナンバーカードが正しくセットされていない
- 利用者証明電子証明書が登録されていない
- 利用者証明電子証明書が失効している
などが挙げられます。まずは今一度各種設定がきちんとなされているかと確認してか再度読み取ってみれください。
マイナンバーカードがなくても確定申告は可能
確定申告は、マイナンバーカードが必要というお話を前述でお話しました。しかし、マイナンバーカードは持つ事が義務化されている訳ではないので持って居ない人も多いのではないでしょうか?
マイナンバーカードとはICチップが取り付けられたプラスチックで作られたカードです。表面には住所・氏名・性別・顔写真が記載されており身分証明書としても使う事ができます。
「マイナンバーカード持っていないから会場に行かないと確定申告できないのか……」
と落ち込む必要はありません!マイナンバーカードがなくても出来ますのでご安心ください。
それではマイナンバーカードがない場合の2つの確定申告方法について解説します。
マイナンバーない人の確定申告方法:ID・PW方式
国税に関する手続きをインターネット上で行うシステムはe-taxを使います。この ID・pw方式は「 ID・pw方式の届出完了通知」に記載されているe-tax用のID・pwを使って申請を行います。事前にID・pwを取得しておく必要があります。
ID・pw取得方法
ID・pwをお持ちでない場合は本人確認書類をご持参の上、の最寄りの税務署にて発行手続きをしてください。
マイナンバーない人の確定申告方法:書面を郵送・持参
国税庁のホームページにある「確定申告等作成コーナー」において必要事項を入力し作成する方法があります。
画面上で問われる事に対して入力するだけなので簡単です。
もし入力途中で作業を中断する場合は保存を掛けておく事も可能なので、隙間時間に作業することが可能です。
次に入力を再開する時は前回入力したところから再開する事ができます。入力が終わったら書類を印刷して郵送・持参しましょう。
ふるさと納税もスマホで確定申告出来る
今、節税対策として「ふるさと納税」が人気ですよね。その土地の名産品が届くだけでなく節税も出来るので、多くの人がふるさと納税をしています。
このふるさと納税、必ずしも確定申告をしなくてはいけない訳ではありません。中には確定申告が不要なパターンもあります。
ふるさと納税の確定申告が不要な場合
まず確定申告が不要なパターンは「ふるさと納税ワンストップ特例制度」を適用したパターンです。
ふるさと納税ワンストップ特例制度とは以下の条件を満たした場合を指します。
ワンストップ特例の条件
- 1年間での寄付先が5つ以下である事
- 給与所得者が確定申告をする必要がない事
- 「寄附金税額控除に係る申告特例申告書」を寄附した自治体に出している人
この制度は、所得税からの税額控除が発生しないのが特徴です。翌年6月以降に支払いをする住民税の減額にて税額控除されます。
ただし注意が必要なのは、寄附金税額控除に係る申告特例申告書はふるさと納税をした自治体に寄附した翌年の1月10日までに「必着」しているのが条件です。この日に間に合わないのであれば、確定申告が必要になります。
ふるさと納税の確定申告が必要場合
続いて、確定申告なパターンを3つ見ていきましょう。
ふるさと納税の確定申告が必要な場合
- 1月1日~12月31日までに間にふるさと納税をした自治体が6以上ある事
- 給与所得者且つ、高額医療費の支払いがあり医療控除などの申告が必要
- 寄附をした先で、1つでもふるさと納税ワンストップ特例制度を断られた場合
これ以外にも不動産収入がある・個人事業主・2つ以上の会社から一定額の給与を受け取っている方はふるさと納税を行っていなくても必ず確定申告が必要です。さらに医療控除やその他、各種控除を受けている方も同じく確定申告が必要です。
スマホで確定申告をする上での注意点
スマホで確定申告をする場合には、注意点もあります
確定申告を行ってから5年間は確定申告の詳細について税務署から書類の提出を求められたり、聞かれたりする可能性があります。手元に書類がないと税務署から連絡があった時に面倒な事になってしまいます。そうならないように必要書類はしっかり保管をしておいてください。
また、「確定申告作成コーナー」はiPhone・android問わずどのスマートフォンからもアクセスする事ができます。申請出来る人は限られています。申請条件は会社以外からの給与がない事です。つまり、副業収入がある人は確定申告作成コーナーから確定申告が出来ませんので注意してください。
確定申告は便利な確定申告ソフトを使おう
現代は、自宅で簡単に確定申告が出来る時代です。確定申告に便利なソフトをご紹介します。
まとめ:確定申告はスマホでもできる!
スマホで確定申告をするのは皆さんが思っている以上に簡単です。iPhone・androidどちらからでも出来ます。源泉徴収票や控除証明書を手元に準備した上でスマホで確定申告をしましょう。
ただし、パターンによっては確定申告が必要ない場合や用意する書類も人それぞれ変わってきますからしっかりと確認してください。
- 2つの会社から給与を貰っている人
- 個人事業主
これらに当てはまる人は、確定申告が必ず必要になります。
特にふるさと納税をしている人は納税している自治体の数などで確定が必要なのか必要でないのかややこしいので、判断は慎重にしてください。もし分からなければ、国税庁に問い合わせてみるといいでしょう。
後から、情報が間違っていて結局出向かないといけないとなっては元も子もないのですよね。そうならない為にも、事前準備は十分すぎるほど行って確定申告に臨みましょう!
\ 詳しいことはわからないけど、きちんと確定申告したいなら /