今回はプログラミングのアウトプットについてです。
プログラミング学習といえば、コードを暗記するインプット中心に考えられている方も多いのではないかと思います。
しかし、プログラミングにおいては学習した内容をインプットしたらアウトプットしなければなりません。コードを覚えていても実際に使えなければ意味ないのです。
今回はプログラミングならではのアウトプット法についてご紹介しますので、是非実際に手を動かし学習してみてください。
プログラミング勉強中のスキルアップにアウトプットは不可欠!
コードを覚えるインプット中心に学習をしているのでは、一向にスキルが身につきません。実際に使ってみて初めてスキルが身に付くのです!
アウトプットありきのインプットであると考えておいてください。
アウトプットとは?
アウトプットとは、
「学習や経験によって得た学びを行動に反映させること」です。
つまり、動画や参考書を見るだけでなく、実際に行動してみることです。
例えば、インプットとして水泳の教科書を見て、泳ぎ方を覚える。
そしてアウトプットとして実際に泳いでみるといった感じです。
インプットとアウトプット
インプットとアウトプットは、反対の意味で使われます。
インプットが知識を入れることに対して、アウトプットが知識を出すことです。
学習効率が良いとされているインプットとアウトプットの割合は一般的に3:7です。
学習の効率を上げるためにもアウトプットを意識しなければなりません。
プログラミングにおけるアウトプット勉強法4選
では実際にプログラミングにおけるアウトプットはどのようにすれば良いのか。
おすすめのアウトプット勉強法4つお伝えしていきます。
アウトプットの方法1:既存のコードをアレンジする
まずはじめに「既存のコードをアレンジする」ということです。
具体的には、ホームページなど他人が作ったもののコードを引用し、一部自分なりにアレンジしていくというやり方です。
大枠はもうすでに作られてありますので、色や文字サイズなどをいじるだけでも勉強になります。
アウトプットの方法2:既存のWebサイトをゼロからコーディングする
次に「既存のWebサイトをゼロからコーディングする」やり方です。
やり方の1つとしては、レスポンシブデザインをコーディングするというやり方です。
やり方としては、PCやiPhoneなどといった画面の大きさの異なる大きさのデザインをそれぞれ見ながら模写していく方法です。PCでのサイトをiphoneでも崩れることなく見れるようにするには、CSSのスキルが必要になってきます。
アウトプットの方法3:他の人が作ったものを真似してアプリを作る
3つめは「他人が作ったものを真似してアプリを作ってみる」ことです。
こちらは、模写をするのではなくアイデアを真似するということです。
成果物を参考にし、コードは自分で書いてみてください。
例えばSNSなどがわかりやすいかなと思います。
TwitterやFacebookは特に精巧にできてありますので、一度似たものを作成するだけでもかなり勉強になります。
アウトプットの方法4:自分が困っていることを解決するアプリを作る
最後に「自分が困っていることを解決するアプリを作る」という方法があります。
例えば、自炊をしている人であれば、夕飯の献立を自動で決めてくれるアプリなどがあてはまります。
実際に自分で考えて作ったという経験は就職の際もアピールになります。
プログラミング勉強中におすすめのアウトプット術3つ
アウトプット方法1:できたものをSNSやブログで発表する
近年SNSを使って情報発信をしている人が増えてきています。
SNSで情報を発信することは仲間も見つけられ、モチベーションアップにも繋がるので、是非皆さんも発信していってください。
- 学習時は自分でもコードを書く
- インプット→アウトプットを繰り返す
- わからなくても止まらない
Twitterではプログラミング学習中、または学習後のツイートを見かけることがあるのではないでしょうか。
学習の記録として使うのも良いですし、人にみられているという意識を持つことでモチベーションを高めることもできます。
Qiita
Qiitaでは自分の知識を記事にしてまとめてアウトプットしています。
エンジニア界隈ではQiitaが書けたら一人前と言われているので、自分の知識を整理するためにも活用してみてください。
ブログ
ブログでのポイントは自分がインプットしたことを相手がわかるように教えるつもりで書くことがポイントです。
ブログは画像や文字数などアレンジがしやすく、Twitterとはまた違った視点で情報発信をすることができます。
github
こちらはgithubのリポジトリ「TIL」を使用して小さなアウトプットを習慣づけるというやり方です。「TIL」は簡単に言うと備忘録のことです。
今日学習したことを明確にして「TIL」に書いていくことで、インプット内容を可視化できます。
具体的な方法などはこちらのサイトをご確認ください。
大きな目標を達成するには日々の小さな行動が大切です。「TIL」は細かい目標管理に向いています。
アウトプット方法2:学んだことをブログで記事にする
ブログについては先ほども触れましたが、学んだことをブログ記事にすることで、記憶の整理をすることができます。
また、アフィリエイトを利用すると、収益化もできます。
自分にとっても、第三者にとってもわかりやすい記事を心がけて書いていきましょう。
アウトプット方法3:ポートフォリオサイトを作成する
実際にサイトを作成してみるのもアウトプットの1つです。
ポートフォリオサイトの作成には2通ります。
- HTML/CSS/JavaScriptなどを使って1から作成する
- WordPressなどのツールを使って作成する
といった方法があります。
1から自分で制作してみるのも良い経験になるはずです。
ポートフォリオ作成のコツについては以下の記事が参考になるので読んでみてくださいね。
プログラミング学習でアウトプットするメリット5つ
アウトプットのメリット1:知識・スキルが身に付く
サーバー・ネットワークの知識やプログラミングの知識はもちろん、アプリやサイト構築のスキルが身につきます。
ブログなどの記事を作成することで、ライティングスキルも身につきます!
ライティングスキルとコーディングスキルが身に付くことでLP制作の仕事を1から引き受けることもできます。
こういった知識やスキルは今後も役立っていきますし、仕事の幅を広げてくれます。
アウトプットのメリット2:モチベーションがアップする
自分の学んだことが可視化され、「こんなにも勉強したのか」と実感することで、「もっと取り組んでみよう」と学習に対するモチベーションが上がります。
また、学習プロセスが明確になることで今後の学習プランも立てやすくなります。
アウトプットのメリット3:評価・フィードバックや励ましが貰える
SNSやブログでアウトプットをしていくうちに、応援してくれる人が現れてきます。
時には厳しいコメントもいただくことになるかもしてませんが、応援してもらえるとさらにモチベーションが上がっていくことでしょう。
アウトプットのメリット4:人脈が増える
最近は特にプログラミングがブームとなってきていますので、SNSで発信をしていると、簡単に仲間を見つけることができます。
普段出会わない人とも繋がることができるので、自然と人脈を増やすことができます。
そして、人脈が増えることで、自分の視野も広げることができます。
興味のある人がいたら、是非絡んでみてはいかがでしょうか。
アウトプットのメリット5:転職や仕事を得るのに有利になる
転職などの面接時に成果物があると信用が増し、有利に選考に進むことができます。
正直、プログラミングを勉強しただけでは、実際に仕事を得るのは難しいですが、
ポートフォリオを作成していたことで採用につながったケースもあるので、実際に何ができるか証明することはとても重要です。
まとめ
以上がプログラミングにおけるアウトプットについてです。
プログラミングを学習していく上で、アウトプットがいかに重要であるのか理解していただけたでしょうか。
アウトプットのやり方に関しては、
- 既存のコードを真似る
- 実際にアプリを作ってみる
などといったことがあげられます。
実際に手を動かして、コードを書いてみると、理解できていなかった点が明確になり学習効率が上がります。
また最近では学習していることをSNSで記録したり、学習結果を報告したりすることで、勉強仲間も増え、モチベーションも保てるのではないかと思います。
これからもアウトプットを中心に、学習に励んでください。