エンジニアにおすすめの椅子は、どのような点で選ぶべきなのでしょうか。今回の記事では、椅子に求めたい機能や選ぶポイントやおすすめの椅子を紹介します。
椅子と合わせて用意したらいいアイテムについても触れるので、ぜひ参考にしてください。
エンジニアがホームオフィスで椅子にお金をかけるべき理由
エンジニアは、1日中座りっぱなしの作業になることが多くあります。長時間座ったままでいるのは、身体にはよくない上に、背中や腰の痛みが生じたことのある人は多くいることと思います。脊椎という背中にある部位が上半身を支えているので、一般的にはS字カーブを自然を保てることが基本的な椅子選びの条件となります。
そういった点で、オフィスで椅子にお金をかけるべき理由を以下3点の項目から解説します。
理由
- 購入費用を経費にできる
- 快適さと生産性の向上
- 腰痛対策
理由①:購入費用を経費にできる
オフィスチェアの購入代金を経費に計上できます。デスクワーク系の仕事をしている以上、常に椅子と接し、より良い椅子を購入できれば作業効率などの向上ができます。
つまり、椅子に投資することで、仕事の質をあげられるので「消耗品費」として経費を計上しましょう。
理由②:快適さと生産性の向上
椅子にお金をかけると、長時間のデスクワークを楽な姿勢で取り組めます。姿勢維持のストレスが減るため、気が散りにくく集中力もグンと上がります。結果、アウトプットの質が向上されます。
良質なアウトプットができれば、売り上げ増加にもつながります。
理由③:腰痛対策
ずっと座りっぱなしだと腰痛になりやすくなります。椅子に座っているだけで疲れやすくなってしまったり、長時間の作業は難しくなるでしょう。
ひどい腰痛に悩まされる前に、自分に合う椅子・腰痛対策仕様の椅子を購入することで、長く仕事を続けられます。
自分に合う椅子の選びかた
エンジニア向けの椅子は様々な種類があり、全て使いやすいかと言われたら「自分に合う」椅子というのは数少ないかもしれません。また長時間使い、1年中使い続けるのであれば耐久性の高いものを選ぶこともおすすめです。ここでは、自分に合う椅子の選びかたを紹介します。
選ぶポイント
- ロッキング・アームレストがついている
- 座面や背面が調節できる
- 座面にファブリック・メッシュ素材を使用している
選ぶポイント①:ロッキング・アームレストがついている
ロッキング・アームレストがついているかどうかチェックしましょう。
- ロッキング:背もたれに体重をかけると、背もたれが後ろに倒れる機能です。「ロッキングの強弱調節」「角度固定できる機能」のあるものもあります。着座姿勢に合わせて背もたれの角度が変えられるので姿勢が楽です。
- アームレスト:椅子の両脇についているひじ掛け部分です。パソコンのマウスを操作を肘を置いたままできるので、肩にかかる負担が軽減できます。デスク天板の高さと合わせるための「高さ調整付き」のものを選びましょう。
選ぶポイント②:座面や背面が調節できる
座面や背面の調節ができる椅子であれば、座り心地が上がり、疲労軽減に繋がります。長時間接触している部分なので、次の点に注意して選びましょう。
- 座面調節:基本機能でついている「座面の高さ調節」があります。ガス圧・油圧などで座面の高さを無段階で変えられるため、モニータの高さを合わせられます。一部「座面の奥行調節機能」のある椅子もあります。
- 背面調節:頭や腰の姿勢維持に役立つヘッドレスト・ランバーサポート(骨盤や背骨を矯正し、正しい姿勢で座れるようにサポートしてくれる機能)があります。背面が身体にフィットするかどうかが重要です。「位置や角度調節機能」があるかチェックしましょう。
選ぶポイント③:座面にファブリック・メッシュ素材を使用している
座面に使われる素材を、メッシュ素材・ファブリック素材で作られている椅子がおすすめです。それぞれの特徴を紹介します。
- メッシュ素材:無数の穴が規則的に空いているため、通気性が高く夏場などのムレを抑える効果があります。反面で、冬場に冷えやすい欠点がありますが、おすすめの素材です。
- ファブリック素材:布生地のファブリック素材は、オフィスチェアでよく使われています。座面に熱がこもり、ムレやすい傾向があります。冬場は腰を冷やさなくていいのでおすすめです。
おすすめチェア
椅子の選び方を把握した上で、自分に合う椅子を選びましょう。エンジニアにおすすめの椅子を5種紹介します。
おすすめチェア5種
- ゲーミングチェア
- ランバーサポート付チェア
- ハイバックチェア
- シンクロロッキングチェア
- エルゴヒューマン
詳しく解説していきます。
おすすめチェア①:ゲーミングチェア
PCゲームをプレイする専用の椅子として作られているゲーミングチェアは、長時間座っていても疲れにくい設計となっています。デザイン性が高く、パソコン作業が多いエンジニアにオススメです。機能が多くついている椅子、エンジニアに向いているハイエンドなチェアが欲しい人に向いています。
ゲーミングチェアの機能
- アームレスト
- ヘッドレスト
- オットマン
- ランバーサポート
- ロッキング機能
- 座面・背面調節機能
おすすめのゲーミングチェア
おすすめチェア②:ランバーサポート付チェア
理想的な着座姿勢を保ちたい人におすすめなのが、ランバーサポート付チェアです。背もたれの中ほどにあるクッションで椅子に座ると腰骨上辺りにフィットします。そのため、脊椎が自然とS字カーブを描き、猫背防止に繋がります。ランバーサポートの機能性が高い製品を選ぶことがおすすめです。通気性や耐久性が高いものを選びましょう。
おすすめのランバーサポート付きチェア
おすすめチェア③:ハイバックチェア
ハイバックチェアは、背もたれが大きい椅子です。(反対に背もたれが小さい椅子はローバックチェアです。)エンジニア用の椅子はハイバックチェアがおすすめとされています。長時間パソコンと向き合う仕事のため、しっかりと身体を支えてくれる座り心地が重要なので、大きい背もたれが必要です。ハイバックチェアは、肩や後頭部までを背もたれが支えてくれるので、体重を安心して預けられます。
おすすめのハイバックチェア
おすすめチェア④:シンクロロッキングチェア
シンクロロッキングチェアは、ロッキング機能で背もたれを後ろに傾けると、座面が後ろへ傾きます。背もたれに体重を預けたまま作業ができ、脊椎のS字カーブを保てるので腰痛対策に繋がります。ロッキングの強弱調節機能がある椅子を選びましょう。
おすすめのシンクロロッキングチェア
おすすめチェア⑤:エルゴヒューマン
台湾メーカーによる高級オフィスチェアです。50か国以上で販売されているオフィスチェアのハイエンドモデルになっています。人間工学に基づいた設計と、アジャスト機能が多数ついている点が魅力的です。
おすすめのエルゴヒューマン
椅子と一緒に用意すると良いアイテム
椅子で腰痛対策をした上で、椅子と合わせて用意すると良いアイテムを紹介します。
プラスアルファ用意した方がいいアイテム
- 床保護のためのチェアマット
- 足置き台(フットレスト)
詳しく解説していきます。
床保護のためのチェアマット
椅子を動かした時に椅子の脚やキャスターで床を傷つけないように配慮しましょう。その時におすすめなのが、チェアマットです。防音性も備えているので、音を響かせたくない時に役立ちます。
おすすめのチェアマット
足置き台(フットレスト)
足をフットレストに乗せることで、楽な姿勢が保てます。オフィスでの長時間になるデスク作業では、足の着座場所を固定することで腰への負担が軽減されます。収納ボックスなどとしても活用できるものもあるので用途に合わせて選びましょう。
おすすめのフットレスト
まとめ:自分に合うチェアで作業効率をあげよう!
長時間座っていても疲れにくい椅子を用意することで、作業の生産性をアップさせられます。エンジニア向けの椅子を探す時は、オフィス家具専門の通販サイトなどで探すことがおすすめです。
座り心地がよく、機能性が高い椅子を選ぶようにしましょう。