ガクチカは、学生時代に頑張ってきたこと・力を入れてきたことについて尋ねられます。
部活やアルバイト、一日も休まずに学校を通ったことも実際は「頑張ってきたこと」に含まれます。でも、ガクチカのない自分は何も答えられないと思うかもしれません。
今回は、ガクチカのない就活生でも書けるガクチカについて紹介します。
ガクチカがない人の落とし穴
ガクチカの落とし穴は、「頑張ったこと」は総じて「長い時間をかける」ことだと思うことです。大学は、人生の夏休みとも呼ばれることがあり、バイトやサークル、遊びなどがメインになるのではないでしょうか。
でも、バイトやサークルのことを書いても人事からしたら「皆と同じ」と思われてしまい、埋もれてしまう恐れが多いです。もちろん、頑張ったことですから「バイト」「サークル」のことを書いても問題はありませんが、その上でどういった内容のガクチカを書けばいいのかを考えましょう。
他の就活生との差別化ができないと、採用担当者が「あなたじゃなければならない」理由が見つかりません。
「学生時代に頑張ったことがない」は無い
「学生時代に頑張ったことがない」ことは有り得ません。学生時代に頑張ったことは、長い時間をかけて取り組んだことばかりではありません。身近なでごく当たり前なことを当たり前とできないことも中にはあります。
当たり前で出来ないこと
- 挨拶をする
- お礼をいう
幼い頃から、両親に「挨拶はちゃんとすること」と言われていても、成長するにつれて自然と挨拶をしなくなった人、いませんか?家庭内でも挨拶をしなくてもいいと思っている人も少なくないかもしれません。お礼を言うことなども「物でお返しをする」こと以上に当たり前な大切なことです。
「おはようございます」「ありがとうございます」を自然と言えること、また人よりも大きい声だったり、ハッキリとした声で言えたり、という点も大切です。教授や友人にも変わらず挨拶やお礼が言えることは自然なことのようで、案外難しいのかもしれません。
そういった身近なことを振り返ってみることもおすすめです。
学生時代に頑張ったことを見つける方法
学生時代に頑張ったことを見つけていくう方法は、3つの方法があります。ガクチカがない人はいません。必ず、何か一つでも頑張れたことがあるはずです。
見つける方法
- 日常の習慣を見直す
- 意識的に行動していることをピックアップする
- ピックアップした習慣を「なぜ」やっているか深堀する
方法①:日常の習慣を見直す
平日と休日の2パターンから、習慣をリストアップしましょう。具体的に書き出すことが大切です。リストアップすることで、自分の癖や意識していることが見えてきます。
(例)日常の習慣:平日ver.
- 起床(カーテンを開けて日光浴を5分・毎朝6時には起床 など)
- 歯磨き(舌磨きまで丁寧にする)
- シャワー(朝にシャワーをして目を覚ます)
- 朝食(納豆を必ず食べる)
- 通学(電車+徒歩で、徒歩はなるべく早歩きで)
- 通学中(Youtubeで勉強・読書タイム)
- 大学着(講義中はなんとなく過ごしたり、興味がある分野は集中したり)
- 昼食(学食で皆と楽しく食べる)
- 大学後、アルバイト(本屋で・コンビニで、22時まで)
- 帰宅後、すぐお風呂(半身浴をしてストレス発散)
- 寝る前の習慣(読書、筋トレ、勉強 など)
- 就寝(24時前には就寝、寝る時はクラシックを聴く など)
上記のようなリストアップを行うことで、自分の日常どんなことをしているか見直せます。見直すことで「案外自分、こういうところちゃんとやれて凄いじゃん」と思えるかどうかも大切かもしれません。
方法②:意識的に行動していることをピックアップする
次に、リストアップした日常から「意識的」に行動していることをピックアップしてみましょう。注目するポイントは以下2点です。
ポイント
- 他の人があまりやっていない行動
- 意識的にしている行動
主観で、「きっとこれは友達でもやらないだろう」という点です。周囲の友達が夜型が多く、朝起きるのが苦手な時点で「毎朝6時に起床する」ということはできないかもしれません。
(例)ピックアップした習慣
- カーテンを開けて日光浴5分
- 6時には起床
- 納豆を必ず毎朝食べる
- 寝る前に読書、筋トレ、勉強をする
- 寝る時はクラシックを聴く
きっと、就寝時のBGMにクラシックを選ぶ人は少ないかもしれません。そもそも、音楽を流しながら寝る習慣があるかどうかも、人によるので「自分がしていること」としてピックアップしてよいと思います。
方法③:ピックアップした習慣を「なぜ」やっているか深堀する
その後、ピックアップした習慣を「ガクチカ」として昇格するために、「なぜ」やっているかを深堀しましょう。
(例)就寝時、クラシックを聴く→なぜ?→ゆっくり落ち着いて眠れる→深い眠りにより翌朝スッキリ起きられる→スッキリ起きた方がいい理由は?→朝から気分がいいと1日を乗り越えるのが楽になる、充実する
というような流れです。日々の充実度を高めることに重きを置いて過ごしてきました。という話しができれば、その分、日常の中で行っている努力がわかります。結果、ガクチカに繋がるので、まずは習慣づいたこと、なぜやっているのかという点を深堀していきましょう。
ガクチカの書き方
ガクチカの見つけ方がわかったら、書いてみましょう。
- 文章構成
- 例文
の2点で解説します。
文章構成
文章構成は、以下の順序で書きましょう。
文章構成
- 結論(何に打ち込んだか)
- 具体的に打ち込んだ内容
- 打ち込んだ結果
- どう今後に活かしていくか
事前に文章構成を考えて書き出すと、「何を書けばいいか」「何を伝えたいか」が明確化されるので、悩むことも少なくなります。文章構成に沿って、書き始めるようにしましょう。
ガクチカの例文
例文を簡単に紹介します。
『毎朝6時には起床し日光浴を5分して、朝食に必ず納豆を食べるようにしています。ルーティン化することで、健康的な生活を送れます。また、通学中や就寝前の時間を大切に使いました。勉強をしたり筋トレをしたり、自分の中で「やろう」を形にできると自信にも繋がりました。1日が充実すると翌日も「また頑張ろう」と思えるので、社会人になってからも日々の充実度にこだわって即戦力になれるよう尽力します。』
ポイントは、「なぜ打ち込んだのか」という点です。そこを深堀することで、あなたらしいオンリーワンの文章が書けます。
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まとめ:ガクチカがなくても、自分らしさをアピールできるようにしよう
ガクチカがなく、どうしたらいいのか悩んでいる人にとっても、視野を広げて自分らしさをアピールできる資料になったら幸いです。大事な人生だからこそ、自分がどういった点で努力をできるのか、自分がどういう人なのかを知れます。
自分の想いや個性を面接官に伝えられるように、一度自分の習慣を見つめ直してみましょう。