「エンジニアは性格が悪い」
こんなことを耳にしませんか?
どうして、エンジニアは性格が悪いと言われてしまうのでしょうか。性格が悪いエンジニアとどう付き合っていったらよいのでしょうか。エンジニアの性格が悪いと言われてしまう理由や対策などについて紹介いたします。
エンジニアは性格が悪い?
エンジニアの性格が悪いと言われてしまう理由は、どういったものがあるんでしょうか。実際に、「こんなエンジニアいるよな」という点で性格が悪いと言われる理由を紹介します。
- あいさつをしない
- エンジニアはプライドや自尊心が高い
- 人を見下したような話し方
- 理屈っぽい・悪口を言う
詳しく解説していきます。
あいさつをしない
「おはようございます」の挨拶すらできないエンジニアがいます。「お疲れ様です」と相手に向かって言っても、応えてくれないことがあると、性格が悪く感じられます。また、性格が悪いだけじゃなく、純粋に印象が悪くなるので「共に働く仲間」と考えたくなくなってしまうかもしれません。
エンジニアはプライドや自尊心が高い
エンジニアは、職人肌な人が多い傾向があります。自分の仕事に誇りを持ち、自信があるので、他部署の人と接する時に生半可な知識・指示・依頼は気に食わないのかもしれません。エンジニアになるために努力を重ねてきた人であれば、特に自分の技術などに自信を強く持っています。「自分ほどの技術をもつ人間はいない」と思い込んでる可能性があります。
自尊心とは
心理学的に「自己に対して一般化された肯定的な態度」とされています。自分に対しての評価と考えても良いでしょう。
人を見下したような話し方
デザイナーやプランナーなどが、現場にはいることがあるでしょう。ITリテラシーが低い人であれば、エンジニア同士で語っても理解できるような専門的な内容が通じないことがあります。畑が違えば、通じない物事もあることは「仕方ないこと」「当然のこと」と思えないエンジニアがいます。そのため、「こんなものも分からないの?」と見下すような発言をするエンジニアがいることでしょう。後輩エンジニアに対しても見下したような話し方などをすることもあります。
理屈っぽい・悪口を言う
エンジニアは、「曖昧」は許されません。感覚的な説明も通じないので、理屈っぽく感じることがあるかもしれません。「なんとなく」では仕事ができないので、しっかりと「なぜ」といった点で説明・理論・裏付けで回答や提案をする必要があります。
また、同じチームメンバーであっても平気で悪口を言うことがあります。本人が不在の時に悪口大会がスタートするパターンが多くあるようです。先ほども述べた通り、自尊心なども高い点から自分より劣る人や仕事ができない人、自分にとって都合が悪い人やものごとに対してものを言いたくなるのでしょう。
性格が悪いエンジニアの困るポイント
性格が悪いエンジニアの困るポイントは以下3点であると考えられます。同じチーム内にこのようなエンジニアがいると付き合うことが「しんどい」と感じるかもしれません。
- 専門用語の羅列
- 話しかけづらい
- 表現が独特
専門用語の羅列
エンジニアの話しは分かりにくいと思うのではないでしょうか。エンジニアの会話で使う言葉とエンジニアじゃない人の会話では、一致しない言葉が存在するため専門用語などの連発で話しについていけないこともあるかもしれません。エンジニア側で、「これくらい知ってるでしょ」と専門用語を使うことがあるため、分かりやすく噛み砕いて説明することを省いてしまうためと考えられます。
話しかけづらい
エンジニアの人は、忙しそうにパソコンへ向かっている印象があるかもしれません。「近づくなオーラ」を出している人もいるかもしれませんし、忙しそうにしている人に声をかけるのは難しいことと思います。メールやチャットなどでは仲良く話せても、面と向かって会話を交わせないエンジニアは多くいるようです。作業中に声をかけられることを嫌う傾向があり、集中力が切られてしまうことが許せないと感じる人もいるためだと考えられます。
表現が独特
エンジニアは、解釈違いによって「誤解されやすい」特徴もあります。「気分屋」とも受け取れるような表現をエンジニアがする反面で、エンジニアが意図しない解釈で伝わることがあります。
例えば…
- その方法はやりたくないです:後々、問題が起こりそうなので避けた方が良いです。
- 技術的には可能です:ただし、コストや損他の問題を考慮しないという前提条件が含まれています。
- めんどくさいです:頼まれた仕事の先にどういった結果があるのか見えているために「面倒」という言葉が出てきます。
反対に「頑張ります」と言われたら、目処が立っていない・面倒くさい作業であることを理解していないかもしれません。エンジニア個人の性格によって異なりますが、傾向としては上記のように考えられます。
性格が悪いエンジニアの付き合い方
同じチームにいると困りますが、性格が悪い人の一人や二人いるのも事実でしょう。どうしても避けられない大きな問題ですが、性格が悪いエンジニアとの付き合い方について以下3点を紹介します。
おすすめの付き合い方
- 教え好きのエンジニアに出会った場合
- 自己陶酔型のエンジニアに出会った場合
- エンジニアとの時間のズレを知っておこう
それぞれ解説していきます。
教え好きのエンジニアに出会った場合
人に物事を教えることが好きな人の場合、話しが長くなり聞いてもいないことまで教えてくれるかもしれません。知識・スキルが武器なので1つの質問に対して10の答えが返って来ることが多く見られます。そのため、こちらが求めていない答え(聞いてないこと)まで教えてくれることでしょう。「つまり」で始まる話が要約できていない会話もチラホラ見受けられます。
対処法
- 長くなりそうな話しの場合、心を鬼にして「目を合わせない」
- チャットツールを使って会話そのものを回避する
- 話しを中断せざるを得ない状況を作る
どうしても、聞かなくてはならない場合は、ぐっと我慢をして下手に出て質問することがおすすめです。「このことについてだけ」といった条件も伝えた上で、質問をするという工夫をしましょう。
自己陶酔型のエンジニアに出会った場合
上から目線での物言いをしてくるので、心が穏やかにいられない可能性があります。「そんなことも知らないの?」「え、その説明からしなくてはいけないの?」なんて言われてイラッとしたことあるのではないでしょうか。自分のプライドが高くなくても、こんな言われ方をされたら「なんでこの人に聞かなきゃならないんだろう」と思うこともあるかもしれません。こういう時こそ、「負けず嫌い」を発揮するチャンスです。下手に出ながら「わからないので教えてください」と知識やそのエンジニアのもっているスキルをこっそり吸収できるかもしれません。
エンジニアとの時間のズレを知っておこう
エンジニアとは、時差が生じることがあります。例えば「もうすぐ終わります」と言われても、エンジニアじゃない人の待つ「もうすぐ」とは、時差があり「あれ?もうすぐじゃないじゃん」となるかもしれません。だいたいエンジニアの「もうすぐ」は30分~1時間未満くらいで、エンジニアじゃない人は、10分~30未満くらいの差があります。(個人差はあるので、これに限りません)そのため、時間の感覚に差が生じることを念頭において作業をお願いするようにしましょう。
まとめ:エンジニアは性格が悪く見えるかもしれないけど…?
エンジニアは、もちろん皆がみんな性格が悪いわけではありません。ですが、態度がよくない方がいらっしゃったり、自分と相性がよくなかったりすることが多々あると思います。
チーム内に気が合わない人や空気を乱す人がいたら困ってしまいますが、その人とうまく付き合っていくことでプロジェクトがうまく進行すると思うので、適度に向き合っていきましょう。