デザイナー、ライター、イラストレーター、フォトグラファー、プログラマー、エンジニア…等、”フリーランス”にも様々な業種があります。
「フリーランスに向いている人はどんな人なんだろう?」
「私はフリーランスに向いていないかもしれない・・・」
など、この記事を読んでいる人は、これからフリーランスを目指す人や、もしかしたら今現在「フリーランスが向いていないかもしれない…」と、思い悩んでいる人かもしれません。
私自身、2年間インハウスデザイナーとしての経験を経て、フリーランスのグラフィックデザイナーとして独立しました。
デザインについては約10年以上独学で学び、子育てしつつ、フリーランスの道へ本格的に進み始めました。
現在は2人目の妊娠中でありながら、日々仕事と育児に翻弄されています。
実際フリーランスになってみて、向いているかは今現在まだ判断出来ていませんが、私にはこの働き方しかないな、と思っています。
しかし中には、フリーランスとして活動したものの、様々な事情があり再び会社員生活に戻る人も少なくないようです。
では、フリーランス生活に”向いている”または”向いてない”人はどのような特徴があるのでしょうか?
本記事で10この特徴をまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
▶︎フリーランスに向いている人の特徴5選
①技術・経験が豊富な人
誰にも真似できない技術や長年積み上げてきた経験があれば、実は、他はそこまで必要ないかもしれません。
技術も経験も、知識だけでは備わりません。
もちろん知識は必要不可欠である事には間違いありません。
一番大切な事は学んだ事を1度でもやる事。
1度でもやった事は”経験”になり、繰り返し行う事で”技術”となります。
②課題解決能力の高い人
お客様の求める作品を生み出すためのヒアリング力は必須です。
依頼に至った経緯・悩みや現在抱えている課題等。
人の話を聞かなければ、課題を発見する事すら出来ません。
道筋を立てて考える論理的思考も必要になってきます。
論理的に考えたのちに「課題が何であるか」をあぶりだすスキルは必要不可欠です。
フリーランスで活動していく中で、クレーム対応やトラブル回避も全て自分で行わなければなりません。
様々な場面で課題解決能力が必要になってきます。
現在の悩みや起きた問題に対して、「何がどのように問題なのか」を客観的に理解する事が大切です。
例えば、新規の集客を目指したいのか、リピーターを増やしたいのか。目的に応じた商品はフライヤーなのかリーフレットなのか。お客様が求めている事は何か。
問題を具体的に把握して整理する事が大切です。
問題解決能力を向上させる為に、私も日頃から物事に対して疑問を持ったり、考える癖をつけるようにしています。
③営業力が備わっている人
営業力が備わっている人の特徴としては、打ち合わせの前に綿密な事前準備や下調べをしておくマメさや、連絡に100%で答えようと構えるのではなく、「調べて◯日までに返答します」等、一次回答でいいのですぐに対応するレスポンスの良さがあります。
他にも、効率化よく動くためのスケジュール管理能力が営業さんにはしっかりと備わっています。
スケジュール管理が出来ていないことは、顧客に真っ先に見透かされる部分であり、ダイレクトに評価に繋がる部分となります。
営業力は人間力が土台となる為、すぐに身に着ける事は難しいですが、日頃から人に好かれるような行動をしておく事が大切です。
④コミュニケーション能力の高い人
コミュニケーション能力を向上させるには、相手の動作や表情など目に見える部分を模倣する”ミラーリング”や、声のボリュームやトーン・スピードを相手に合わせるペーシング等、技は様々ありますが、何よりも”どんな人にもどんな立場でも低姿勢”である事が1番の武器だと思います。
クリエイターは特に、プライドを持つ事がとても大切になってきます。
しかし、「プライドが高い」という事をマイナスに捉える人は多いです。
”凄くて近寄りがたい人”よりも”凄い人なのに低姿勢な人”こそ信頼を得ている事は間違いありません。
フリーランスは自分で仕事を取りに行かなければなりません。
大手企業じゃなく、フリーランスが選ばれるのには、第一に”人柄”です。
人脈はとっても大切であり、一生ものです。
⑤探究心と行動力がある人
技術・ソフトウェア等の情報は常に一歩先を見据え、アンテナを張っておく事は重要です。
そして、知識をつけるだけではなく、実際に行ってこそ説得力があり、信頼に繋がります。
わからない事はわからないままで終わらせないよう、すかさず調べるフットワークの軽さが大切です。
アップデート情報はチェックし、どんな時に役立つかを把握しておく。
情報はインプットだけで終わらせない。アウトプットを最終目的に。
▶︎フリーランスに向いていない人の特徴5選
①聞くことが苦手な人
心理学やコーチングの分野では、話を聞くことは「傾聴」と呼ばれており、相手の話したいことを引き出すテクニックとして定義されています。
話すことも営業をしていく上ではもちろん大切ですが、それよりも聞き上手になれるかが重要です。
どんなことにも興味を持つ探究心を持っていないと、聞く事が苦痛になります。
クライアントに聴いている・聞いていないはすぐに見透かされます。
とにかく目を見て、聞いて、相槌を打つ。目・耳・口をしっかりと使う事を心がけています。。
そして、相手の話の中に興味のある話題や役に立つ情報はないか、探究心を忘れずに持つ事も大切です。
②慎重すぎる人
行動力がない人の特徴とも言えます。
慎重すぎると、必要以上に気を使いすぎて負担が大きいです。
慎重になる事は決して悪いことではありませんし、失敗しない為に必要な事です。
実際に失敗をする前に、失敗の可能性を見出せることは素晴らしい能力です。
ただ、慎重な人は頭の中で考えすぎてしまう反面、実際に行動するまでに時間がかかり、チャンスを逃しがちという欠点があります。
フリーランスには行動力が重要となり、行動が伴わないと仕事を失いかねない事が多くあります。
ミスを迅速にリカバリーしたり、わからない事は自分ですかさず調べる等、フットワークの軽さも身に付ける事が重要です。
③自己管理能力のない人
時間にルーズ・忘れ物が多い・期日を守れない・言った事を覚えていない等。
ビジネスにおいても基本的な事であり、信頼に直結します。
約束には余裕を持つ。早く着いて怒られる事はありません。
ダブルチェックを怠らない。
逆算し、スケジュールを組む。
言った事はすぐ行動またはメモを取る。
④向上心のない人
こだわりを持って同じものを提供する事はアーティストにとっては必要ですが、季節・時期・目的・流行等、お客様に合わせたプラスアルファのサービスを探求し、提案してこそ、顧客満足度が高まります。
ただ依頼をこなすだけでは、成長には繋がらず、ネガティブな印象を与えてしまう為、とても勿体無いです。
小さなことでも目標を立て、小さな成功体験を積み重ねて、向上心をアップさせていきましょう。
⑤判断力のない人
スケジュール管理や体調管理、自分の事が最優先に出来ていなければ、万全なサービスが提供出来ません。
状況判断し、時には断る勇気も大切です。
自分が何が好きで、なぜフリーランスになったかを振り返り、原点に立つ事も時には大切です。
線引きやルール・時間や休みもしっかりと決めておく事は重要です。
メンタルや体調など、自己管理にも直結します。
まとめ
今回書いた事だけでは、一概に向いている向いていないは判断できないかもしれませんが、
実際にフリーランスのグラフィックデザイナーとして活動してみて、
こういう性格は損だな…と感じたことや、こうなりたい!と思った事をお伝えしました。
私自身、”向いている人”に当てはまる事項は少なく、”向いていない人”に当てはまる事もあります。
”向いている部分”と”向いていない部分”を見極め、”向いている人”に近付くべく、この記事を執筆しました。
”向いている人”全てに当てはまる必要はありません。
”向いていない人”に当てはまっていても大丈夫。
まずは気付くことから。
少しでも、どなたかの参考になれたら嬉しいです。