建築士試験や土木施工管理技士になるためには、どのような勉強をしたらよいのでしょうか。
独学で勉強をするのは難しいイメージがありますが、本などを読んで独学で勉強を進めることもできます。今回は、勉強をする上でおすすめの本を紹介します。
建築士試験
建築士試験は、建築士として働くために必要な国家資格です。試験は難易度が高く、合格率が低い傾向があります。一級建築士の資格があると、建物の設計が行えるので、幅広く活躍できます。合わせて「在宅建物取引士」の資格や「インテリアプランナー」の資格があるとより仕事に幅が生まれます。
- 在宅建物取引士:不動産取引に関する国家資格
- インテリアプランナー:建築物の室内空間の内装や照明器具、家具、ウインドウトリートメントなどを選定して室内空間を設計する
独学でも勉強できる?
建築士試験は二級建築士であれば独学でも可能です。
ただし、一級建築士は独学では厳しい可能性があります。実務経験に合わせて勉強を重ねることがポイントとなります。
勉強期間の目安
勉強期間の目安は次の通りです。
- 二級建築士:半年(建築関係を初めて学ぶ人は、1年間程度)
- 一級建築士:半年~1年
二級建築士は、建築関係の勉強をしたことない場合に、トータル1000時間の勉強が必要です。1日3時間以上勉強すると身に付きやすい傾向があります。また一級建築士は、建築関係の勉強をしたことない場合に、トータル1,500時間、建築家のが木を理由したことのある人は、1,000時間です。実務経験があったとしても油断せずに受験しましょう。
二級建築士
二級建築士の試験形式は以下の内容です。
- 学科試験:選択式、6時間試験
- 設計製図試験:1課題 5時間
学科試験は、100点満点中およそ6割にあたる点数が合格ラインになります。
一級建築士
一級建築士の試験形式は以下の内容です。
- 学科試験:選択式、6時間半試験
- 設計製図試験:1課題 6時間半
学科試験は、100点満点中85~97点を取るようにすれば合格です。
おすすめの本
建築士試験の勉強をするのにおすすめの本を紹介します。
令和5年度版 2級建築士試験学科厳選問題集500+100
建築・宅建専門資格スクールである総合資格建築士試験<学科>対策書です。初学者も多い2級建築士の学科試験を効率よく学習するため、過去問題の中からポイントとなる問題を科目別に500問ピックアップしました(各学科125問)。問題を解き、総合資格学院が作成したオリジナルの解説を熟読すれば、学科試験に必要な知識が身につきます。
二級建築士試験出題キーワード別問題集 2023年度版
出題傾向を徹底分析し7年分の問題全てをキーワード別に整理、全てのポイントを解説した。効率的な学習と実力UPをサポート。
令和5年度版 1級建築士試験学科厳選問題集500+125
建築・宅建専門資格スクールである総合資格の建築士試験<学科>対策書です。幅広い知識が問われる1級建築士の学科試験を効率よく学習するため、過去問題の中からポイントとなる問題を科目別に500問ピックアップしました(I.計画80問/II.環境・設備80問/III.法規120問/IV.構造120問/V.施工100問)。問題を解き、総合資格学院が最新傾向を分析して作成したオリジナルの解説を熟読すれば、学科試験に必要な知識が身につきます。
一級建築士試験出題キーワード別問題集 2023年度版
学科試験の問題を徹底分析し、過去7年分の問題を出題キーワード別に収録。出題傾向が一目でわかり受験対策が効率よく進められる。
土木施工管理技士とは?
土木施工管理しは、国家資格です。土木工事の施工管理を行います。
業務内容
- 施工計画
- 工程管理
- 品質管理
- 予算管理
- 安全管理
土木工事に関する監督業務を行います。公共工事がメインとなっています。自然災害時の復旧工事を行い、生活基盤を支えることが主な仕事となっています。
土木施工管理技士の資格
土木施工管理技士は、「土木施工管理技士」の資格を取得する必要があります。1級・2級とわかれており、1級では「管理技術者」、2級では「主任技術者」として名乗れるようになります。公共工事受注の技術力として評価してもらえるようになるので、資格取得しておくといいことばかりです。
土木施工管理技士の資格試験の特徴
土木施工管理技士の試験は第一次・第二次にわかれています。
- 第一次検定:「土木一般」「専門土木」「法規」「共通工学」「施工管理法」が出題。マークシート方式。
- 第二次検定:現場施工管理の経験を記述する「経験記述」です。記述式。
第一次検定では、必要解答数が65問のうち39問の正解が必要です。年度により補正されます。合格ラインは年によって変わるわけではないので楽に試験を受けられます。幅広い分野からの出題となります。
おすすめの土木施工管理技士の本を紹介
土木施工管理技士を目指している人におすすめの本
建築土木教科書 2級土木施工管理技士 第一次・第二次検定 合格ガイド 第3版
専門教育機関で長年教鞭をとってきた著者が、過去の出題傾向を徹底的に分析!試験によく出る分野に集中して解説しているので、効率よく学習できます。専門用語についてはやさしく丁寧に解説し、図表を豊富に用いているので、欄外にも「よく出る」「これだけは覚える」「参考」「用語集」などの機能が満載。初学者でも安心して学習を進めることができます。
2級土木施工管理技士 過去問コンプリート 2023年版:最新過去問11回分を完全収録
問題は年度別に収録されているため、本試験と同じ雰囲気で学習することが可能。選択肢ごとに詳細な解説がついているので、各分野について理解を深めることができます。巻末には、経験記述の攻略法を掲載。工事の選び方から記入上の注意、事前準備の仕方まで、どんな工事内容にも使える解答テクニックを紹介しています。
1級土木施工管理技士 第一次検定 要点テキスト 令和5年度版
令和3年度から新試験制度になります。第一次検定(旧学科試験)には,新たに施工管理法「高度の応用能力」を問う問題が出題されます。その予測問題付きです。国土交通省の『技術検定制度の見直し』が公表され,その中に「第一次検定に実地試験で求めていた能力問題の一部を追加する」という文言があります。そこで実地試験で求められていた能力問題に対して予測問題を作成。
1級土木施工管理技士 過去問コンプリート 2023年版:最新過去問8年分を完全収録
問題は年度別に収録されているため、本試験と同じ雰囲気で学習することが可能。選択肢ごとに詳細な解説がついているので、各分野について理解を深めることができます。巻末には、経験記述の攻略法を掲載。工事の選び方から記入上の注意、事前準備の仕方まで、どんな工事内容にも使える解答テクニックを紹介しています。
まとめ:建築・土木を勉強して活躍できる人材になろう!
建築・土木に関する勉強をしておくことで、ずっと同じ職業を続けられるようになります。易しい資格ではない分、取得することで役立つに違いありません。資格に更新制度がないため、永久的に保持できる魅力があります。
ぜひ勉強を頑張りましょう。