デザイン系の企業でなくても、資料作成やプレゼンの際に文字以外に視覚情報として画像を入れることで理解度や納得感を上げることができます。無料で使えるフリー素材に頼るのも悪くはないですが、オリジナリティのある画像はよりキレイにおしゃれに見せることができます。画像は文字のおよそ二倍の情報伝達力があるともいわれています。
この時に使うのが画像加工ソフトで、目にするほとんど全ての広告や写真はPhotoshopのような編集ソフトを使って加工されています。
この記事では、代表的な画像加工ソフト「Photoshop」の資格試験、「Photoshopクリエイター能力認定試験」について紹介します。
Photoshopクリエイター能力認定試験とは?

Photoshopを使用した、グラフィックコンテンツの制作能力を測定
世界水準のグラフィックツールである「Photoshop」の活用能力を測定・評価する資格検定試験です。「Photoshop」を用いた画像コンテンツの作成や、問題の指示に従い1つの作品を作り上げる表現力などの、コンテンツ制作に関するスキルを認定します。
(引用:https://www.sikaku.gr.jp/ns/ps/)
こちらではAdobe製品を使いこなせるようになります
Adobeを使いこなせるようにするなら
そもそもPhotoshopって何するソフトなの?

写真の編集・デザインの作成。イラストの作成。写真の公開など静止画の作成に長けたソフトです。目にするほとんど全ての広告や写真はPhotoshopのような編集ソフトを使って加工されています。
特にPhotoshopはAdobe社の製品で、他のAdobe製品とデータを移行するのが非常に簡単になっています。例えば、Illustratorで絵を描いて、Photoshopで編集。その画像をレイヤーのままPremiereで動画に挿入。After Effectsでエフェクトを入れて動画投稿のように連携を取りやすいです。
画像編集ソフトの最も有名で大手なのがPhotoshopですので、学習するならPhotoshopをオススメします。もし企業や状況に合わせてPhotoshop以外のソフトを使用しなければいけないシチュエーションがあったとしても、ほとんど全ての画像編集ソフトがPhotoshopに合わせてソフトを作っているため、Photoshop一つを習得すれば他のソフトを覚えるのも早いです。
Photoshop使うためにはAdobe Creative Cloudに契約する必要があります。
Photoshopだけを使いたいのであれば、個人月980円のフォトプランがオススメです。
7日間の無料体験もありますので、まだ使ったことがない人はまずはソフトに触れてみましょう。
(参考:https://www.adobe.com/jp/)
就職・転職に使える?

履歴書でPRに使えます。デザイナーの基本となるPhotoshopに対する知識・技能を身に付けている事を証明できます。デザイナー系の企業でなくても、資料作成やプレゼン資料の幅が広がります。
しかし、就職・転職において大きく有利に働くことはないでしょう。ポートフォリオにPhotoshopで作った作品を載せる方がより具体的に何ができるかを企業側からも理解しやすく効果的なこともあります。
もちろん、持っていないよりはPhotoshopクリエイター能力認定試験の資格を取得している方が有利となる可能性が高いでしょう。
Photoshopクリエイター能力認定試験はこんな人にオススメ
<Photoshopを基本から学びたい人>
Photoshopなどのソフトは独学で学習する人が多いと思います。体系的に基礎から学びたい人はPhotoshopクリエイター能力認定試験を取得することを目的にすることで、一通りの知識や技術が身に付きます。
<就職・転職を検討している人>
特に転職する際は、自分の能力を証明する資格が重要になります。志望する企業がPhotoshopを扱う企業であるのならば、Photoshop能力認定試験は有利な資格となります。
<自分に自信をつけたい人>
Photoshopを扱う能力が既にあったとしても、実用レベルに達しているか心配な方も多いと思います。製作した作品などをポートフォリオにまとめるだけでなく、Photoshopクリエイター能力認定試験を取得していれば、知識・技術ともに社会的に実用レベルであると確認することができます
Photoshopクリエイター能力認定試験の試験概要
Photoshopクリエイター能力認定試験には「スタンダード・エキスパート」の二種類があります。資格として取得するならエキスパートをオススメします。
認定基準
■スタンダード
Photoshopを活用し、指示通りの作業を正確かつ合理的に行うことができる。
・作業指示書に基づいた制作ができる。
・Photoshopの基本的な操作ができる。
■エキスパート
Photoshopを活用し、クライアントのニーズに対応した創造性の高いコンテンツ制作ができる。
・デザインコンセプトや表現の目的に応じて適切な機能を選択し、表現できる。
・DTP/Webデザインに関する基本的な知識が
合格基準
■スタンダード
実技問題の得点率65%以上で、かつ実践問題の得点率70%以上
■エキスパート
実技問題の得点率65%以上で、かつ実践問題の得点率70%以上
試験時間
■スタンダード
第一部 40分
第二部 90分
■エキスパート
第一部 50分
第二部 90分
受験料
■スタンダード
7,600円
■エキスパート
8,600円
(引用・詳細:https://www.sikaku.gr.jp/ns/ps/introduction/)
まとめ
取得しておいて損はない資格です。デザイナー系の転職では有利に働くことが多いと思われます。資格取得にあたって、Photoshopの基礎的な技術から応用的な知識・技術を学習することができるので、既に習得している人にもこれから学習する人にとっても有意義な資格です。
ただし、能力を証明できる作品や制作物が既にある人は無理に取得する必要はありません。資格ではなくポートフォリオなどで実力だけを見る企業もありますし、資格を取得すれば安心というわけではありません。目的や志望する企業に合わせた行動が必要になります。
ぜひ、キャリアアップにPhotoshopクリエイター能力認定試験を活用しましょう。
コメント